車のボディー構造豆知識
こんにちは!鈑金のモドーリー豊田梅坪店の大場です!
皆さんが乗られている愛車のボディーは大きく分けると2種類の構造に分類されます。
それはフレーム構造とモノコック構造となり、今からその構造と特徴についてご説明しますね!
「フレーム構造」は、はしご状のフレームで、その上にボディーを載せ、はしご状のフレームの下部にはタイヤ、サスペンションやステアリング、あるいはエンジン置関連の部品が付いているという構造です。
特徴としては、フレーム自体は独立してとても丈夫なのですが全体的に重量が重くなり、また室内のスペースも犠牲になり狭くなってしまいます。
事故を起こした場合は事故の衝撃が後部まで伝わり易くドライバーの安全性に問題が出易くなる為、現在販売されている乗用車ではフレーム構造はほとんど見られなくなりました。
現在は大型トラックやトレーラーなどで今でもこのハシゴ型のフレーム構造が使われています。
乗用車のフレーム構造に変わって新たなボディー構造として出てきたのが「モノコック構造」です
「モノコック構造」は、ボディーとシャシが一体となった構造のことをいいます。
昔は、フレームにボディーを乗せないとボディー強度が確保できなかったのですが、技術が進歩に伴い、ボディーとシャシが一体となって強度を保つことができる技術が出てきました。
ここでモノコック構造を使用している物が意外と生活の身近な所にありますのでご紹介しますね!
卵の殻もモノコック構造です。生卵を親指と人差し指で卵の上下を持ち潰そうとしても中々、卵の殻が割れません。これはなぜかと言うと、指の力が卵の殻で分散されることで割れにくくなるのです。
あと飛行機の機体もモノコック構造で高い高度を飛んでも、気圧の力を分散できるようになっている為、安全に飛べるのですよ!
そのほかにもまだまだありますよ!
それではモノコックボディー構造の話に戻ります。
モノコックボディーは、ボディーとフレームが一体であるためボディーの強度が高く、また車の軽量化を図ることができ、車内空間を広く取ることができるため、今では乗用車のほとんどがモノコック構造を採用しています。
ラダーフレーム構造は、フレームが骨格として存在しているので、人間の骨のようなものであるのに対し、モノコックはカニとかザリガニみたいな甲殻類だと思ってもらえればよいかと思います。
現在のモノコックボディーは、クラッシャブルボディー構造となっていて乗員を守る為にボディーの前と後ろ部分にクラッシャブルゾーン(潰れやすく衝撃を吸収する空間)を設ける事で事故の際に衝撃をキャビン(室内)に衝撃がいかない様にする事で乗客を守るようにしています。
車のボディー構造も日々進化する事で安全で快適なカーライフを送れるようになってきています。
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