トヨタ ハイエース リヤフェンダー修理事例
みなさんこんにちは!
まだまだ朝晩は冷えるので気は抜けませんが、少しずつ春らしい暖かさになってきましたね!
本日は鈑金コバック岡崎大樹寺店の本杉が担当させて頂きます。
今回ご紹介するのは100系ハイエースの左リアクォーターパネルの修正作業の一部です。
範囲もそこそこ広い上にプレスライン周辺が溝になっておりこれは苦労しそうですね…
こちらの赤いマーカーで囲った部分が特に損傷がひどいので優先的に直します。
鈑金するにあたりまずは汚れや塗料を削り落とし、赤い線の引いてあるプレスラインという箇所の鉄板をスタッド溶接機というものを使って引き出していきます。
ある程度引き出したら、今度は鈑金用のハンマーを使って叩きならしていきます。
この、引いて叩いてという作業を繰り返し行うことで鉄板を元の形に近づけていくのですが、これが鈑金屋の腕の見せ所!
一見単純な作業のように思えますが、手のひらと目を頼りに行う完全な感覚作業なうえに、鉄板は叩けば叩くほど薄く伸びてしまう為、常に最小限の作業工程かつ効率が求められる経験と技術を要するとても難しい作業になります。
こうして鈑金作業が終わり出来上がってきたものを、今度は“パテ”というものを塗って乾燥させてから削ることで、表面の細かな凸凹を限りなく少なくしていきます。
こちらも先ほどの鈑金作業同様、手のひらの感覚のみを駆使し削り上げていきますので作業者の技術が問われる工程です。
万が一ここで歪みが残ったままになってしまうと、塗料を塗って完成した時に光の反射角によって表面の凹凸がくっきりと見えてしまうことがありますので気を抜けません。
無事にサンディングが終わり、サフェーサーという、この後塗装の際に使うベースカラーとボディの密着性を高めたりする効果を持つ塗料を塗った状態です。
ここまで来るとようやく完成後のイメージが湧いてきますね!
後は今回塗装する部分やサフェーサー表面を削り、さらに塗料との密着性を良くする下地処理“足付け”と呼ばれる作業をしていきます。
そして足付けが終わったものをマスキングしていき、塗料が他のボディやパーツにかかってしまわないようにしっかりと養生したらいよいよ塗装です!
そしてこちらが塗りあがったものです!
最初の状態と比べると…とても綺麗に直りましたね!
この後取り外したバンパーやテールランプなどを組み付けて、塗装面のゴミ取りや艶感の調整のためポリッシャーを使って磨き上げ、綺麗に洗車をして完成です!
いかがでしたか?
今回は鈑金修理の一部をご紹介しましたが、この他にも様々な工程や道具などがありますので、より鈑金塗装というものをお客様にご理解していただくために、少しずつではありますがこういった形でご紹介していけたらと思います。
もしこのブログをご覧頂いて車の修理について何か気になることがございましたら、お見積り、ご相談など無料で行わせて頂きますので、是非!お気軽に鈑金コバック岡崎大樹寺店へお越しください!
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