自動車のボディ素材の変化
今迄の車のボディは鉄で作られてきました。ところが最近、燃費を向上させる為に車体の軽量化が必要とされそれによってボディに使用する素材に変化が表れてきています。
過去の自動車の歴史を見てみると、ボディは決して鉄だけで作られていたわけではありませんでした。自動車が誕生した頃にはフレーム等に木材が使用されていましたし、ハンドメイドに近い少量生産の分野では、FRP(繊維強化プラスチック)やアルミなどの素材は古くから使われています。
木材やFRP、アルミを当時の技術で自動車のボディに使うことができたのは、ボディ構造に違いがあったからです。過去の自動車はフレーム構造と言いフレームの上にボディが乗る構造でした。よってボディには大きな力がかかることはない為、いろいろな素材を使えたのです。
フレーム構造
モノコックボディ
モノコックシャーシはフレームとボディを一体化させた為、複雑な形状をしているので、低コストで量産するには加工しやすい素材でなければなりません。加工しやすい素材として鉄以外の選択肢がなかったため、モノコックシャーシが主流になると同時に、鉄以外の材料で自動車のボディが作られることはほとんどなくなってしまったのです。
現在の乗用車の大半はモノコックシャーシに変化してきています。モノコックシャーシは従来のフレーム構造と違いフレームとボディをひとつにした構造体となっており、大量生産に向き、フレーム構造より低コストで強度が高く、キャビン等のスペース効率に優れ、軽く仕上げることができます。
一口に“鉄”と言っても数えきれないほどたくさんの種類があり、従来は加工性を重視して柔らかい鉄が多用されてきました。しかし、最近ではハイテン(超高張力鋼板)と呼ばれる強度の高い鉄がボディに多用されるようになってきています。鉄の量を減らし鉄板の厚みを薄くしても同じ従来の鉄以上の強度がある為、軽量化でき安全性の高いボディを実現してきています。
ボディの外板ではボンネットやフロントフェンダー、バックドア等にアルミやプラスチックを使用している車も増えてきており、強度を落とさない軽量化が各メーカーで進められています。
これからの自動車にどんな新素材が使用されてくるのか楽しみです。
鈑金事業本部
平成9年1月6日に愛知県豊田市梅坪町の梅坪店を第一号店としてOPENし、年間生産2600台の鈑金塗装修理をしています。
下請け体質の強い鈑金業界から脱却し鈑金塗装工場から鈑金専門ショップとしてスタートいたしました。1号店であるモドーリー豊田梅坪店では鈑金塗装の「クォリティー」「サービス」「高生産」「清潔感」「安全・安心」を追求してきました。その結果、地域でも愛され現在では年間2600台の鈑金塗装修理をさせて頂いています。
鈑金のモドーリーは「車のキズ=心のキズ」をモットーにモドーリー1号店で培ったノウハウを全国に展開して2015年11月9日時点で全国に63店舗を展開しています。
鈑金のモドーリーは気軽に相談できる車の整形外科として、「安い」「速い」「安心」「便利」を特徴に営業しています。
愛車のキズ・ヘコミ、万一の事故でお困りの事があれば、鈑金のモドーリーにご相談ください。モドーリー事業本部にて教育された全国のモドーリースタッフがご満足と安心の対応をさせて頂きます。
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