ご存知ですか?自動車部品で100年以上変わらない物
みなさんこんにちは鈑金のモドーリーの南です。
今回は100年以上変わらない自動車の部品についてお話させて頂きます。
1769年にフランスのキュニョーが作った蒸気で動く三輪自動車が登場して以来、自動車は大きく進化しています。
特に最近では「ぶつからない車」「自動運転」など自動車の進化もスピードを上げています。このように、大きく進化をしている車ですが、その中でも「全く変わらないね」という部品もいくつかあります。
その代表的な部品といえば「ワイパー」です。ワイパーは、いつまでたってもゴムのブレードで窓を拭くという構造のままです。
なぜワイパーは、いつまでたってもワイパーのままなのでしょうか?
ワイパーは、1910年代に、アメリカのトリコ社が初めて製品化したと言われています。
最初は、手動でアームを動かし、ゴムブレードで窓を拭いていました。
そして、100年以上経っても、基本的な構造は変わっていません。
「ワイパーに変わるものを発明できればノーベル賞もの」とまで言われる事もあるんですよ!では、なぜワイパーは、いつまでたってもワイパーのままで、基本的な構造は変わらないのでしょうか?
例えば、エアーで吹きとばすなどに代用できなのでしょうか?この大きな理由は、ワイパーの仕事は、水滴を飛ばすだけじゃないからなのです。
このように、ワイパーがワイパーのままなのは、物理的に“拭く”という作業が必要だからなのです。
このような理由から、ワイパーの基本的な構造は、ずっと同じままなのです。
そんなワイパーも、実は大きく進化しているのです。
ボッシュが2000年に実用化したECUワイパーです。
一体型のECUによりモーター自体が反転作動するというものです。
このECUワイパーは、
・車の速度に合わせて拭き取り角度を変えられる為、Aピラー付近まで拭き取りできる
・ワイパーのシステムを小さく軽くできる
・ワイパーを使わないときは、収納することもできる
・ワイパーを使っていないときに、ブレードの角度を変えることで、ゴムの偏りや熱劣化を防ぐ事が出来るという沢山のメリットがあるのです。
ただし、残念ながら、このECUワイパーは、カタログなどで大々的に歌えない技術なので、まだ日本車にはほとんどついていません。
そして、ワイパーブレード自体も、大きく進化しているのです。ゴムブレードは、新素材を積極的に使い、熱劣化に強く、空気抵抗が少なく、圧力が均一な商品の開発が進んでいるのです。
「拭くことに関しては、極限に近いレベルに達している」そうですよ。
このように、ワイパーは、基本的な構造は変わっていませんが、見えないところで大きく進化をしています。
大きく注目されることはありませんが、車にとってなくてはならない存在のワイパー、まさに縁の下の力持ち的な存在ですね。
このように、「ワイパー」以外にも「タイヤ」や「バッテリー」なども昔から変わらない(変えられない物)構造の物が多々残っているのですね。
鈑金事業本部
平成9年1月6日に愛知県豊田市梅坪町の梅坪店を第一号店としてOPENし、年間生産2600台の鈑金塗装修理をしています。
下請け体質の強い鈑金業界から脱却し鈑金塗装工場から鈑金専門ショップとしてスタートいたしました。1号店であるモドーリー豊田梅坪店では鈑金塗装の「クォリティー」「サービス」「高生産」「清潔感」「安全・安心」を追求してきました。その結果、地域でも愛され現在では年間2600台の鈑金塗装修理をさせて頂いています。
鈑金のモドーリーは「車のキズ=心のキズ」をモットーにモドーリー1号店で培ったノウハウを全国に展開して2015年11月9日時点で全国に63店舗を展開しています。
鈑金のモドーリーは気軽に相談できる車の整形外科として、「安い」「速い」「安心」「便利」を特徴に営業しています。
愛車のキズ・ヘコミ、万一の事故でお困りの事があれば、鈑金のモドーリーにご相談ください。モドーリー事業本部にて教育された全国のモドーリースタッフがご満足と安心の対応をさせて頂きます。
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