事故を起こした時に軽自動車は本当に危険？②

こんにちは鈑金のモドーリーの南です。

今回は衝突事故を起こした時、軽自動車が危険？②です。

前回では、衝突実験での安全性能総合評価では軽自動車も小型自動車でもさほど差は無いお話をさせて頂きました。

では、なぜ軽自動車は危険と言われるのか？

それは、軽自動が軽いからです。

重いものと軽いものが同じスピードでぶつかったら・・・結果は見えていますよね。ちなみにアルトの重量は610kg～700kgです。

一方日野デュトロカーゴは2,270kg～2,540kgです。最大積載量が4,500kgくらいあるので、荷物を積むと更に重くなりますね。
小型トラックでさえアルトの3倍以上あります。

トラックじゃなくても、SUVなどの重量のある車と正面からぶつかったらひとたまりもないでしょう。

でも、実はこれボディーを凹ます事で衝撃を吸収しているんです！

車の安全性を高くするには次の2つの方法があります。

1つは車を固くすること。
合板を強化して衝撃を受けても凹まないようにすれば中は安全です。

要するに戦車とか装甲車みたいなイメージですね。
ただ、車は平気だけど車内まで衝撃が伝わってくるので、中の人が受けるダメージは大きいでしょう。
また、重くなるので燃費も悪くなります。

2つ目は衝撃の力を逃し、乗っている人を守ることです。
ぶつかった時に、シャーシなどが曲がって力を分散するようにすることによって、中の人のダメージを減らすことができます。

どちらが安全かというと、ケースバイケースとしかいえないですね。
事故には正面衝突や横転、後から衝突などの様々なパターンがありますので。

また、最近は燃費重視になってきているので、車を軽くしないといけない為、ほとんどの車が衝撃吸収するものとなっているでしょう。

とは言え、軽自動車は普通車よりも全長と全幅が短いので不利にはなるでしょう。
その為、エンジンやバッテリーも衝撃を軽減させる配置となっているのです。

つまり、軽自動車が潰れているのは衝撃を吸収した結果です、逆に言えば軽自動車は潰れやすい構造となっているということです。

が事故をすると、無残な潰れ方をするのです。

無残な潰れ方＝危険

こんなイメージになってしまうのかもしれないですね。

しかし、無残な潰れ方をした結果、中の人はもしかしたら助かっているケースも有る訳です

最近の軽自動車は、衝突回避支援システムや車両逸脱警報などが装着されている車が増えています。

衝突回避支援システムで、自分からの衝突を防ぎ、壁や電柱への衝突を回避、もしくはダメージを軽減してくれるでしょう。

車両逸脱警報では、うっかりハンドルミスをしても警報で知らせてくれるので大きな事故を防げるかもしれません。

結論！

軽自動車（ムーヴ）も小型自動車（シエンタ）では安全性はあまりかわらず、事故した時の潰れ方が軽自動車の方が大きく全損になる可能性も大きいと言う事です。

安全性を重視したい方は、こうした安全性能をしっかりチェックして見てはどうでしょうか？

安全運転するのが1番大事ですね。

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平成9年1月6日に愛知県豊田市梅坪町の梅坪店を第一号店としてOPENし、年間生産2600台の鈑金塗装修理をしています。
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