自動車のエアコンガスが高価になりますよ!
みなさんこんにちは、鈑金のモドーリーの南です。
今回は自動車エアコンのガスが変わると言う事で調べてみました。
従来のエアコンに使われている冷媒ガスは昔のR12からR134aに代わっています。それがここに来て新冷媒としてR1234yfという冷媒が登場しました。
R1234yfについて詳しく調べてみました。
なぜR12から代替フロンR134aに移り変わって、急に新冷媒が使われるようになったか?R134aとR1234yfは何が違うのか?
まずR12からR134aに変わった背景はR12がオゾン層を破壊してしまうところから始まります。エアコンの修理でガスを抜く時は、ガス回収機で回収しないといけません。
環境に悪いから。ということでR12からR134aに切り替わった。詳しい人ならなんとなく覚えているかと思います。ではR134aとR1234yfは何が違うのか?
一番は温暖化係数という数値です。
温暖化係数ですがR134aは1430に対してR1234yfは1。これが何を意味するか?GWPと表記される温暖化係数ですが、二酸化炭素を基準に他の温室効果ガスがどれだけ温暖化する能力があるかを数値化したものです。
簡単に書くとR134aはオゾン層は破壊しないが、温暖化の原因となる。新冷媒に求める性能はより環境に優しいもの。温暖化係数が低いものでないといけない。と言うこと。
それと、フロン排出抑制法というものがあり2015年の4月に2023年度以降に発売する車はGWPが150以下の冷媒を使わないといけないと決まっています。
つまり、これから出てくる新型車に関して言うと順次新冷媒を搭載してくるということです。温暖化に優しいガスを使わないといけないのです。
その他には、R134aは不燃性なのに対し、新冷媒のR1234yfは可燃性。
冷房能力はどうかというと、R134aを100だとすると新冷媒のR1234yfは90〜95。つまり冷媒としてはR134aの方が実はよく冷える。という点。
ガスの回収に関してR134aは大気開放不可で回収しないといけません。R1234yfは大気開放OKになっていたりします。大気に開放しても有害じゃないっていう点では進化しています。
最後に一番の問題点、それは価格です。
これが言いたいがための前振りでした。なんとR134aと同量のR1234yfは1本価格で1万円以上です。
現在使われているR134aガスって、1つ300円程度で買うことができます。これを車屋さんでは1缶1,500円程度で販売しています。
つまり、通常エアコンガスを補充すると1缶で3000円程度取られていたのが相場です。それが15,000円程度になるということ。2缶入れれば30,000円位になります。
これからのエアコン修理は高額になっていくわけです。おそらくR1234yfの搭載される車の絶対量が増えてくれば少しはコストダウンしてくるでしょう。
新冷媒R1234yf順次搭載車は増えて行きます。頭の片隅にでも入れておいて下さい。
鈑金事業本部
平成9年1月6日に愛知県豊田市梅坪町の梅坪店を第一号店としてOPENし、年間生産2600台の鈑金塗装修理をしています。
下請け体質の強い鈑金業界から脱却し鈑金塗装工場から鈑金専門ショップとしてスタートいたしました。1号店であるモドーリー豊田梅坪店では鈑金塗装の「クォリティー」「サービス」「高生産」「清潔感」「安全・安心」を追求してきました。その結果、地域でも愛され現在では年間2600台の鈑金塗装修理をさせて頂いています。
鈑金のモドーリーは「車のキズ=心のキズ」をモットーにモドーリー1号店で培ったノウハウを全国に展開して2015年11月9日時点で全国に63店舗を展開しています。
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