三大疾病とは?保険に入る前に知っておきたい基礎知識
こんにちは!車検のコバック・保険コンサルタントの小林です。
いきなりですが、みなさんは生命保険に入っていますか?
万一のために加入する生命保険ですが、現在約89%※の世帯が加入しているそうです。※(公財)生命保険文化センター「平成27年度 生命保険に関する全国実態調査」
保険に入っていても健康が一番!病気になりたくないですよね。
そこで今回は保険に入る前の基礎知識として、国民病とも呼ばれている三大疾病について説明させていただきます。
三大疾病とは?
三大疾病とは以下の病気のことをいいます。
・がん(悪性新生物)
・心筋梗塞
・脳卒中
これらは普段の生活習慣が原因で病気が発症したり進行すると考えられています。
偏った食生活や運動不足、ストレス、喫煙など毎日の生活の積み重ねによって引き起こされます。
しかもこれらの病気は自覚症状がなく、長い年月を経てから病状が現れるのが特徴です。
日本人の食の欧米化が進み、10年前と比べ魚や野菜を食べる量が減り、代わりに肉食が1割増えていることも原因の一つとして挙げられており、「野菜の摂取量が少ないと生活習慣病の発症リスクが高まる」とされています。
がん(悪性新生物)とはどんな病気?
一生のうち、2人に1人が「がん」と診断される可能性があると言われています。
がんは細胞の核の中にある遺伝子(DNA)が傷ついて起こる病気です。
人間の細胞数は約60兆個あり、細胞分裂・再生を毎日繰り返しています。しかし、細胞の遺伝子に何らかの原因で傷がつくと、遺伝子情報が書き換えられ、「変異(複製ミス)」が起こります。
この複製ミスが分裂を繰り返すことで、がん細胞が発生します。もちろん、がんの原因は遺伝子によるものだけではなく、喫煙や食生活などの環境的な要因もあるとされています。
がん細胞は発生した場所でまず増殖し、その後、周囲の正常な組織に侵入していきます。そして、血液やリンパ液を介して全身へ移動し、新たな組織でまた増殖を始めます(転移)。
がん細胞に正常な組織が必要とする栄養分をどんどん奪い取られてしまうと、身体が衰弱してしまいます。
心筋梗塞とはどんな病気?
日本人の死亡原因の第2位が「心臓の病気」。その多くが心筋梗塞です。
日本では、心臓病はがんに次いで死因として多い病気となっています。
その心臓病の中でも増加傾向にあるのが、心臓に栄養を送る血管(冠動脈)が狭くなったり(狭心症)、詰まったり(心筋梗塞)して起こる虚血性心疾患です。
心臓は体内に血液を送るポンプのような臓器で、多量の血液を必要とします。
心筋(心臓の筋肉)へ血液を供給している冠動脈にコレステロールなどがたまり、動脈硬化が起きると、血液の流れがとどこおり、血管の壁に血液の固まりである血栓ができます。
その血栓により血液が妨げられると、その先の心筋には血液が流れず、酸素欠乏や栄養不足となった細胞が次々に死んでいきます。そのときに起こる激しい胸の痛みが、心筋梗塞の発作です。
資料:厚生労働省「スマート・ライフ・プロジェクト 健康寿命をのばそう!」
ホームページ
http://www.smartlife.go.jp
脳梗塞とはどんな病気?
脳の血管の詰まりが原因で、血液がその先の脳組織まで行かなくなる「脳梗塞」。死亡者数は減少傾向ですが、後遺症や入退院の繰り返しが多いようです。
脳は神経細胞の集合体であり、体の司令塔です。酸素と栄養(ブドウ糖)を多く含む血液は脳が働くためのエネルギーとして必要不可欠です。
脳卒中とは、脳の血管が破けたり、詰まったりして、起こる病気です。脳の血管が破れて起こるのが「脳出血」や「くも膜下出血」で、詰まって起こるのが「脳梗塞」です。
血管が詰まると、血流が途絶えてその先の脳組織に酸素や栄養が運ばれなくなり、脳細胞が死んでしまいます(壊死)。
脳の細胞が死亡するので脳の機能に支障が生じ、急に手足の麻痺やしびれ、意識を失うなどの症状が起こります。
死んでしまった脳細胞は二度と再生しないため、後遺症が残るなど入退院を繰り返したり、介護が必要となることが多い病気です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
三大疾病とは「がん・心筋梗塞・脳卒中」のことを言います。
保険会社によっては三大疾病を診断確定された場合、数十万円~数百万円の一時金が受け取れる特約があったり、三大疾病診断後は保険料の払い込みが不要になり、保障のみそのまま継続するといった特約もあるそうです。
現在、保険に加入している方で補償内容について詳しく理解していないという方は、ぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか?
各店舗に保険の資格を有するスタッフが在籍しており、いつでも無料でプロによる確かなアドバイスが受けられ、多くのお客様に大変ご好評いただいております。
お客様の不安を安心に変えるお手伝いができること、スタッフ一同心より願っております。
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