人身傷害と搭乗者傷害の違いについて

こんにちは！車検のコバック・保険コンサルタントの小林です。

みなさんは自動車保険に加入されていますか？

自動車保険には相手の補償とご自身・同乗者のおケガの補償、ご自身のクルマの補償（車両保険）があります。

今回はご自身・同乗者がケガをした場合の保険「人身傷害保険」と「搭乗者傷害保険」についてご説明させていただきます。

人身傷害保険とは？

人身傷害保険とは、事故でケガをされて、お亡くなりになったり、入院や通院された場合などに、ご自身はもちろん、同乗されている方も補償してくれます。

ケガの治療費や働けない間の収入といった事故により実際にかかった費用などが支払われます。

また、お亡くなりになった場合の葬儀費なども補償してくれます。

支払われる内容としては、

事故で治療を受けた場合

治療費等＋精神的損害＋休業損害

事故で後遺障害が生じた場合

治療費等＋精神的損害＋休業損害＋逸失利益※＋将来の介護料

事故で死亡した場合

治療費等＋精神的損害＋休業損害＋逸失利益※＋葬儀費

※逸失利益とは、後遺障害のために労働能力の一部または全部を喪失したことまたは死亡したことにより生じた、将来得られたであろう経済的利益の損失をいいます。

さらに特約をセットすることで、ご契約のお車に搭乗中の事故だけでなく、ご契約のお車以外の自動車に搭乗中の事故でケガをした場合や歩行中に自動車にはねられケガをした場合、また、自動車ではなく自転車でのケガも補償の対象にできます。※保険会社により異なります。

搭乗者傷害保険とは？

搭乗者傷害保険とは、人身傷害保険とは異なり、実際にかかった費用とは関係なく、あらかじめ決まった金額※をお支払いするというものです。

なお、人身傷害保険金とは別にお支払いされます。

※保険会社によって決まった金額には違いがあります。

例①入通院4日以内で1万円、入通院5日以上で10万円

例②入通院4日以内で2万円、入通院5日以上で10万円～200万円

例③入院1日につき1万円、通院1日につき5,000円など

「人身傷害保険のある契約にも、搭乗者傷害の特約をセットした方が良いの？」と聞かれることがあります。

実際にかかった治療費や働けない間の収入（休業損害）などは人身傷害保険から支払われるのですが、急な入院で衣類や洗面用具などの日用品を用意するなど、当座の費用に充てることができるのが搭乗者傷害を付帯するメリットです。

また、働けない間の収入も給料日に定期的に振り込まれるわけではなく、ケガにより実際に働けなかった証明を出し、勤め先、保険会社の承認を得ることが条件となり、支払が遅くなることも考えられます。そんな時も搭乗者傷害の保険金を毎月のローンの支払いに充てることも可能です。

実際にお客様とお話をすると、「これはつけておきたい」と搭乗者傷害を付帯される方もいれば、逆に「私には必要ないかな。」と外される方もいます。

まずは補償内容についてしっかり理解していただき、その後、お客様のニーズや予算に合わせて設定していただければと思います。

ちなみに搭乗者傷害では人身傷害保険のように補償範囲を広げることはできません。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

人身傷害保険も搭乗者傷害もご自身と同乗者をお守りする保険ですが、支払い方法に違いがあります。

保険内容の見直しをされるお客様の中には、必要と思っていた補償がついてなかったり、逆に不要と思った補償がついていたりと適正な保険になっていないことが多々あります。

毎年同条件で更新していたり、保険はよくわからないけどご自身でインターネットで加入しているという方は特に一度見直しをされてはいかがでしょうか？

コバックでは車検時にはもちろんのこと、車検時以外にも保険の無料相談を承っておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談いただければと思います。

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