保安基準適合標章を表示！車に車検証はなくてもいいの？

民間車検工場（指定整備工場）に出し車検が無事に合格するとフロントガラスに保安基準適合標章という物が貼り付けられます。何の為だかご存知ですか？今回はそんなよくある質問にお答えいたします。

保安基準適合標章の期限内までは車検証が無くてもいいって言われたけど・・・？？このまま車に乗っていてもいいのかな？とちょっとでも不安に思った事のある方！

『安心してください、大丈夫ですよ！』

まず自動車の整備工場には、認証工場と指定工場の２つのタイプがあります。

認証工場

指定工場

それぞれの工場は、見易い場所に標識を掲げていますので是非、確認してみて下さい！

指定工場とは？

指定工場は、設備等の一定基準を満たし、地方運輸局長より指定自動車整備事業の指定を受ける事で、点検整備だけでなく国が行う検査までを自社工場で行えますので、国の検査場での検査を省略することが出来きます。

よって国の検査場への車の持込みは不要となり、自社で全ての点検整備と検査まで行い終了し、

車検を受けた車が保安基準に適合している証明として保安基準適合証及び保安基準適合標章を交付しています。

後は国の検査場(運輸支局・自動車検査登録事務所等)に、保安基準適合証の提出、書類のみ審査を受ければ、新しい車検証と検査標章(ステッカー)の交付を受ける事が出来ます。

ここで問題が・・・

審査する書類の中に車検証の原本も提出しなければいけない為、車検後には車検を行った指定工場にて預かり、後日に国の検査場に申請手続きの流れとなりますので、車検が終了しても車検証が車に備え付けることが出来ず、公道を走行することができなくなってしまいますので、

指定工場は車検証の代わりとなる保安基準適合標章を交付し、この保安基準適合標章を車のフロントガラスに表示することで、車検証が無くても安心して走行できる様にします。

但し、保安基準適合標章には有効期間(検査の日から15日間)が日付表示(スタンプ)されており、有効期間を過ぎると車検証の代わりとしての効力はなくなりますので、その期間内に申請を行い、車に備え付けなければいけませんので注意してください。

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