マフラーから白煙が!その③
みなさん、こんにちは! カーライフアドバイザーの中居です。
今回も、前回の「マフラーから白煙が!その②」のお話しの続きとなります。
目次
- 前回の「マフラーから白煙が!その②」おさらい
- 診断結果 №2
- まとめ
前回「マフラーから白煙が!その②」のおさらい
前回のおさらいをさせて頂きます。
前回は、マフラーから白煙が出てしまい修理のため入庫となり、実際診断を始めたお話しでした。
エンジン上側(シリンダヘッド)の内部点検の結果があまりよろしい状態ではありませんでした。
次にエンジンオイル、オイルフィルターの交換を行いましたが、症状は改善されず、
画像:マフラー白煙
この様にマズい状態でした・・・
ということで、次の診断に進むこととなりました。
診断結果 №2
次の診断として、ターボ・チャージャーの点検を行います。
画像:ターボ・チャージャー①
まず、そもそもターボ・チャージャーとは?
通常のエンジンはガソリンや軽油と空気を吸い込んで燃やします。
物理的に大気圧と同じ1気圧分の燃料と空気の混合気しか吸い込めません。
ターボチャージャーは排気ガスでタービンを回し、軸の反対側に付いたもう一つのタービンで混合気に圧力を加え、エンジンに押し込みます。
そうすることで通常より多くの燃料を一度に爆発させることができるようになります。
爆発エネルギーが大きくなるのでトルクや馬力がより出るようになります。
そして、ターボ・チャージャー中心のタービン(羽根)は、エンジンオイルの潤滑によって回転しています。
これがターボ・チャージャーの役割になります
今回の車両は、オイル交換時期が過ぎた状態で走行し不具合に至りました。
ターボ・チャージャーにもオイルが流れているため、潤滑油となるエンジンオイルの不足で
タービン(羽根)に負担がかかり焼き付きしている可能性があるので点検しました。
画像:ターボ・チャージャー②
点検の結果は・・・・・
・タービン(羽根)は問題なく回転している
・中心の軸にもガタ無し
・そこからオイルが混入した形跡無し
ということから、ターボ・チャージャーには問題ないと判断しました。
ということは、やはりエンジン内部が・・・・・
次に、一応念のためにエンジンオイルを抜いてみました。
なんと!・・・
エンジンオイルが少しキラキラしています・・・・・
良く見ると鉄粉らしきものが・・・・・
※こちらは申し訳ありません、写真が無いです・・・
ということで、エンジンオイル交換時期が過ぎ、汚れ、オイル不足によりエンジン内部がしっかり潤滑されず、焼き付いてしまった可能性が高いという診断結果となりました。
まとめ
診断結果、お客様へ連絡しました。
・中古エンジンで載せ替え ⇒ × (中古エンジンが見つかりませんでした・・・)
・リビルトエンジンで載せ替え ⇒ 約30万円
・その他の方法 ⇒ お車を買い替え
しばらく悩まれましたが、結果修理を行わずお車を買い替えという結果となりました。
約2000円前後のエンジンオイル交換料が、30万円の修理代と変わってしまいました。
今回の診断で、エンジンオイルの交換がいかに大事なのかという事を痛感しましたし、お客様もかなりガッカリされていました。
みなさんも、「たかがエンジンオイル・・・・」と思わずに、定期的に交換をして下さい。
その際は、是非コバックにご来店下さい!!
お待ちしております!!
現在、自動車整備工場はコンビニの約2倍あると言われている中から車検のコバックをご利用頂き大変感謝しております!
お客様に満足して頂く事を常に考え、車検はもちろん、鈑金、保険、一般修理など車の事なら何でもご相談下さい。
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