イストのウォーターポンプ交換
皆さん、こんにちは!
今回はエンジンルームより異音がするとのことで点検をさせていただいた所
ウォーターポンプより大きなゴー音が発生していました。ウォーターポンプのガタが原因で異音と冷却水漏れが発生していました。このままではエンジンがオーバーヒートしてしまい走行不能になってしまうので、ウォーターポンプの交換をさせていただきました。
目次
- ウォーターポンプの役割
- ウォーターポンプの取り外し
- ウォーターポンプの取り付け
- おわりに
ウォーターポンプの役割
エンジンはガソリン(軽油)を燃焼、爆発させることでクランクシャフトを
回転させて動力としています。
この時エンジンは非常に高温になります。エンジンブロックやシリンダーヘッドは鉄やアルミでできていますが、このままだと高温に耐えられず、オーバーヒートして歪みが発生してしまいエンジンが使用不可能、走行不能になってしまいます。
そうならないようにLLC(冷却水)をエンジンとラジエターの間を循環させてエンジンの熱をラジエターで放熱(冷やす)のがウォーターポンプの役割です。
ウォーターポンプの取り外し
イストのウォーターポンプはファンベルトによって駆動されているので、ファンベルトを取り外します。
(エンジンによってはタイミングベルトで駆動されているものもあるのでタイミングベルトの脱着が必要な場合もあります。)
ウォーターポンプを取り付けているボルトを外すとウォーターポンプが外れますが、エンジン内部の冷却水がでてくるので周りを汚さない様にバケツなどで冷却水を受け止めます。
異音のするウォーターポンプ
ウォーターポンプの古い物と新しい物
ウォーターポンプの取り付け
ウォーターポンプとエンジンブロックの間には冷却水が漏れない様にガスケットがありますが、再使用不可部品なので新品に交換します。再使用してしまうと水漏れを起こしてしまいます。
新品のガスケット
ウォーターポンプ取付
新品のガスケットとウォーターポンプに交換をしてプーリーを取り付けます。ファンベルトは冷却水の漏れがひどくベルトに冷却水が付着してしまうと
ベルトの耐久性が著しく低下してしまうためベルトも新品に交換します。今回はベルトに冷却水の付着は無く、ベルトの劣化もなかったのでベルトは再利用しました。
おわりに
最後にしっかりとエア抜きをして冷却水量を確認後、オーバーヒートしない確認のために試運転をして作業終了です。エンジンはオーバーヒートしてしまうと最悪エンジンが歪んでしまい、エンジンの載せ替えが必要になってしまいます。今回はお客様が異音の段階で気が付いて点検にご来店いただいたので、ウォーターポンプ交換の最小限の作業で修理ができました。みなさんもお車の異常を感じたらコバックへ点検にお越しください。
最新記事 by 豊田梅坪店車検のコバック (全て見る)
- 車内の日除け!サンバイザー活用していますか?! - 2020年6月18日
- くるまの電子キー、電池交換の目安はいつ?! - 2020年4月24日
- 車検の完成検査で行うサイドスリップとは?! - 2020年3月6日
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
-
EKワゴン メーターの照明がつかないは何故??
安城箕輪店車検のコバック
-
ムーヴコンテウォーターポンプ交換
豊明店車検のコバック
-
アイドリング中の不具合!
豊田若林店車検のコバック
-
ヘッドライトクリーニングでピッカピカ!
豊田梅坪店車検のコバック
-
車のドアを閉めても半ドアの警告灯が消えないなぜ?
安城箕輪店車検のコバック
- PREV
- 車検と一緒にやっておきたいメンテナンス!
- NEXT
- 安全・快適・経済的な カーライフを手にするには?