ハイドロプレーニング現象とは?原因と対処方法
みなさん、こんにちは!
今回は、みなさんが自動車教習所などで学習されたハイドロブレーニング現象について、お話しさせて頂きます。
えっ?そんなの忘れちゃった!? な~んて事もあるでしょう(私も同じです)
また、どういう原因で起こるのかわからない、という方も多いと思いますのでそんな方たちのために、今回はハイドロプレーニング現象の原因、対策などをまとめてみました
ハイドロプレーニング現象とは?
ハイドロプレーニング現象とは、車が水たまりなどを走った際に、タイヤが滑ってブレーキやハンドルが効かなくなる現象の事で アクアプレーニング現象または水膜現象とも言います。
特にスピードを出す高速道路で起きやすく、この現象による事故が多く出ています。
ハイドロプレーニング現象の原理
ハイドロプレーニング現象が発生する原理は、水の溜まった道路を走行中、タイヤと路面の間に水が入り込み、車が水の上を滑るような状態となることとなります。つまりタイヤが水の上に浮いているのと同じ現象です。
溝の少なくなった靴で水たまりなどを歩いてツルっと滑った経験ありませんか?
同じように、ハンドルやブレーキが利かなくなるのはタイヤと路面が接していない事が理由なんです。
ではこのハイドロプレーニング現象になってしまったらどう対処すればいいのでしょう?
じつは、あえて「何もしない」と言われてます。
そのままアクセルを緩め車速を減速するとこの現象がおさまっていきもとの状態になります
ハイドロプレーニング現象が起こると、そもそもブレーキやハンドルが効かないので操作する意味がないのです。
その際ブレーキなどを踏んだりすると車が滑って壁に激突なんかする場合もよくあります。
また、この現象は、タイヤの空気圧が大きく関係します。タイヤの空気圧が不足していると、トラクション(タイヤが路面を掴む力=摩擦力)が維持できなくなり、ハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。
空気圧は外気温、路面温度の変化によっても上下するので、頻繁にタイヤの空気圧が不足していないかチェックしましょう
ハイドロプレーニング現象は、速度が速いほど起きやすくなっています。
タイヤの空気圧や道路の状態にもよりますが、おおむね80km以上で発生することが多くなっています。
80km以上の速度がハイドロプレーニング現象が起きやすく、高速道路は一般道路と違って加速、減速をすることが少ないため発生率が上がります。
高速道路では雨が降ると最高速度が80km/hに規制される理由の1つに、ハイドロプレーニング現象の発生を抑えることが含まれています。
高速で走っていると起きやすいハイドロプレーニング現象ですが、低速なら起こらないのか、というとそうではありません。
しかし、時速30km/h程度の低速でもハイドロプレーニング現象が起きることがあるんです
みなさん ご経験ありませんでしょうか?
水たまりの深さなどさまざまな原因によって、低速でもハイドロプレーニング現象が起こります。
また、タイヤの溝がほとんどない場合も低速で発生してしまいます。
さまざまな原因で発生する現象なので常にタイヤのチェックと安全速度での運転を実施しましょう。
いかがでしたでしょうか?
ここ近年 ゲリラ豪雨が頻繁に発生したり各地で雨が集中する現象もよくおきています。
雨天時の事故を起こさないために、ハイドロプレーニング現象の原因をよく理解し、日常の車の点検、特にタイヤの点検と安全運転に心がけてくださいませ。
わたくしどもコバックではタイヤ空気圧チェックやタイヤ点検などいつでも承っておりますのでいつでもご利用お待ちしております。
車検はもちろん一般修理、タイヤ、バッテリ-、エンジンオイル交換、鈑金、自動車保険など車のプロフェッショナルとして各担当者を常駐させておりますので様々なご相談やご質問などをご遠慮なくお問い合わせください。
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