これからの必需品スタッドレスタイヤの特徴とは

公開日： 2016/11/11 : 最終更新日：2017/01/31

豆知識

みなさん、こんにちは！　カーライフアドバイザー　吉葉（ﾖｼﾊﾞ）です

最近　新聞・チラシ・インタ－ネット・ＴＶなどでよく見かけるようになりましたこのスタッドレスタイヤとはどのようなものでしょう？

冬になると雪が降ったときにノーマルタイヤで雪道を走るのは危険ですよと言われます

しかしなぜ危険なのか？また、どういった点が危険なのか？

スタッドレスタイヤとノーマル【夏】タイヤの違いについてお話してまいりましょう。

スタッドレスタイヤとは何？

冬のアイスバーンや積雪路などで、車の駆動力をしっかり路面に伝える工夫がされたタイヤを、スタッドレスタイヤといいます。
昔の雪道走行は、スノータイヤにスパイクピン（金属製）を埋め込んだ、いわゆるスパイクタイヤを使用していたのですが、乾いた路面で使用すると、金属製のスパイクピンが路面のアスファルトをガリガリ削ってしまい多くの粉塵が発生してしまいその粉塵が原因で目・鼻・のどの疾患、気管支喘息を誘発するなどの健康被害が発生し社会問題となっていました。
そのため、1980年代からスパイクを使用しない、スタッドレスタイヤが普及しました。

スタッドレス(滑り止め鋲無い)タイヤ (STUDLESS)となります。

ノーマルタイヤ(夏タイヤ)の特徴

1．路面との摩擦を抑える

スタッドレスタイヤの場合は、路面との摩擦を増やすことで、しっかりと路面を噛んで走行することができます。
ノーマルタイヤの場合は、できるだけ路面との摩擦を抑える必要があります。摩擦を抑えることで、少ないエネルギーで多くの距離を走行できて、燃費を良くする為です。

2．真夏の灼熱の路面でも溶けないゴム

スタッドレスタイヤは、ゴムを柔らかくすることで、路面をしっかり噛むことができます

対してノーマルタイヤは、真夏の長時間の高速走行にも耐えられるように、

耐久性のある特殊な固いゴムで出来ています。

ノ－マルタイヤとスタッドレスタイヤの違い

1．ゴムのやわらかさ
低温環境においては、通常、夏タイヤ(ノーマルタイヤ)だと、低温で固くなり路面との接地が少なくなるため、グリップ力が低下します。

スタッドレスタイヤは、低温(－20℃程度)でも硬化しにくく、路面に密着できるように、特殊なゴムを使って柔らかく出来ています。
ＴＶＣＭでよく見かけますがゴムにガラスの繊維やクルミ等を練り込んでグリップ力を高めたり、空気を練り込んでスポンジのように水分を吸収したりできるよう、あらゆる工夫が各タイヤメ－カ－でされています。
スタッドレスタイヤのゴムは、年数が経つことで徐々に固くなり、性能が落ちてきます。そのため、購入してから3年以上経ったスタッドレスタイヤには、定期的な点検が必要です。

2．溝の深さ

路面が滑る原因というのは“水分”です。
冷蔵庫の氷を思い浮かべてみてください。冷凍庫から出したばかりで、表面を霜が覆っている氷は、難なく持つことができますが、氷が溶けて表面が濡れている場合は滑ってしまたりしてなかなか上手に持つことができません。
路面も同じで、路面の氷が解けて路面の表面に水があるとき車は滑りやすくなります。
スタッドレスタイヤには、深い溝とサイプと呼ばれる浅い(細い)溝が多くあります。
タイヤの溝を深く多くすることによって、路面表面にある水を掻き出して、タイヤが路面に接地し、引っ掻きます。
また、積雪のある路面の雪を噛むようにし、圧縮して蹴り出すことで車が進み、
次に接地するときまでに雪が剥がれて落ちることで、新たに雪を噛むことが出来るんです。

おわりに

いかがでしたか。

タイヤでも種類が異なるとまったく別の物になることをご理解いただければ幸いです。

まだ、スタッドレスをお持ちでない方はお早めにご購入をお勧めします

すでにお持ちの方は早めに付け替えてゆとりのある運転をしてくださいね。

コバックでもスタッドレスタイヤの販売と付け替えも承っておりますので

是非ご利用お待ちしております。

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