ラジエーター冷却水はいつ交換したらいいの？

公開日： 2017/05/09 : 最終更新日：2017/05/09

豆知識

みなさん、こんにちは！

ラジエーター冷却水は交換しなきゃいけないものなのか？交換するならいつ交換したらいいのか？ご存知ですか？今回はラジエーター冷却水についてお話しさせて頂きます。

ラジエーター冷却水について
交換しなきゃいけないものなのか？
いつ交換したらいいのか？
おわりに

ラジエーター冷却水について

ラジエーター冷却水は高温になるエンジンを冷やす特殊な液です。高温になる金属部品が錆びないように錆防止剤が含まれています。更に冬場液が凍らないように凍結防止剤が含まれています。エンジンは高温になるとオーバーヒートの危険性が高まりますし、低温過ぎてもエンジン性能が発揮できません。ラジエーター冷却水はエンジン温度を一定に保つ大切な役割を持っていて重要な液になります。

交換しなきゃいけないものなのか？

冷却水は走行距離や年数の経過と共に錆防止効果と凍結防止効果が低下します。錆防止効果が低下すると冷却水を冷やすラジエーター本体、冷却水を循環させるウォーターポンプ、エンジン内部、更には冬場使えないと困るヒーターの大元に当たるヒーターコア本体まで錆びてしまいます。こうなってしまうと冷却水を交換するだけでは錆は取り除けないので上記の部品と関連する部品を全て取り換えないといけなくなり修理費用は場合によっては35万円以上の高額になることもあります。また凍結防止効果が低下すると最終的には冷却水が凍ってしまいエンジンを冷やせなくなります。走行ができたとしても直ぐに冷却水は完全に解けませんのでエンジンがオーバーヒートしてしまいエンジン本体を交換しなくてはいけなくなり修理費用は場合によっては30万円以上の高額になることもあります。ですから冷却水は必ず交換しなくてはいけません。

いつ交換したらいいのか？

ラジエーター冷却水は使用している液によって交換時期が異なります。一般的には新車時に付いてくる整備手帳（車検証入れと一緒に入っていることが多い）に交換目安が書かれています。またボンネットの裏側にも表示されていることもありますので興味のある方は確認してみて下さい。車に詳しくない方、面倒だと思われる方は整備工場や詳しい方に聞いてみて下さい。一般的な冷却水は2年又は2万ｋｍ毎の交換が推奨になります。最近の車は長寿命の冷却水を使用していることが多いので新車から7年とか11年目に交換すれば良い車も増えてきています。

○主な冷却水の交換目安

・一般的（従来型）な車・・・・2年（2万ｋｍ）

○長寿命冷却水を使用している車の交換目安

・トヨタ車・・・・・・・・・・7年（15万ｋｍ）

・日産車・・・・・・・・・・・7年（15万ｋｍ）

・スバル車・・・・・・・・・・7年（15万ｋｍ、車種によって9年もある）

・ダイハツ車・・・・・・・・・7年（15万ｋｍ）

・ホンダ車・・・・・・・・・・11年（20万ｋｍ）

・スズキ車・・・・・・・・・・7年（15万ｋｍ）

おわりに

冷却水は普通に走行するために欠かせない大事な液です。交換タイミングが遅れると大がかりな修理、大きな余分な出費に繋がります。悪くなる前の交換＝定期的な交換は余分な出費を抑えお得です。冷却水の交換費用より冷却水を交換しなかったことによって発生する修理代の方が間違いなく無駄な出費になりますので冷却水は劣化する前に交換しましょう。冷却水のことやメンテナンスのことでお困りのことがありましたら是非ご相談をお待ちしております。

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