カーエアコンが冷えない原因は？

公開日： 2017/07/02 : 最終更新日：2017/07/02

豆知識

みなさん、こんにちは！カーライフアドバイザーの朝倉です。

カーエアコンのトラブルを経験されたことが、ある方はどれ位いらっしゃいますでしょうか？エアコンが故障すると大きな出費につながることが多くあります。今回はエアコンが冷えない原因についてお話しさせて頂きます。

画像：エアコン操作パネル

カーエアコンの仕組みについて
エアコンが冷えない原因は？
エアコンガスは本来減らない
エアコンガスが減る原因
おわりに

カーエアコンの仕組みについて

カーエアコンはエアコンガスを使って車内を冷やします。カーエアコンは様々な部品によってエアコンガスを冷やし車内に冷たい風を送ります。カーエアコンの仕組みを簡単に説明すると下記の通りになります。

「エアコンガス」

↓

「コンプレッサー」でエアコンガスを圧縮する

↓

「コンデンサー」で高温になったエアコンガスを冷やし液化する

↓

「レシーバー」で不純物を取り除く

↓

「エキスパンションバルブ」で液冷媒をエバポレーターへ噴射する

↓

「エバポレーター」に噴射された霧状の冷媒でエバポレーター本体を冷やす

↓

「ブロアファン」で車内に冷たい風を送る

エアコンが冷えない原因は？

カーエアコンにはエアコンガスが欠かせません。エアコンガス量が減ってしまうとエバポレーター本体を冷やしきれなくなるため車内に冷たい風が送られなくなります。こうなってしまうと最悪エアコンがきかない状態になってしまいます。こうならないためには定期的にエアコンのガス量をチェックしましょう。

点検の目安

・2年又は2万ｋｍ毎

※あくまでも目安なので、あれ？きかないなぁ～と思ったら点検をお勧めします

点検方法

・「サイトグラス」という場所から点検するか「ゲージマニホールド」という機械をつないで点検するのですが点検はプロに任せることをお勧めします。

※サイトグラスを装備していない車種があります。

画像：サイトグラス（ガス量を点検する場所）

画像：ゲージマニホールド（エアコンガス圧力測定機）

エアコンガスは本来減らない

エアコンガスは密閉された中で循環しているので本来減らないものです。ガス量が減るということはどこかで漏れているか故障していることが考えられます。安易にガス補充をするとエアコンを壊してしまうこともありますので漏れている場所、故障している場所を確認し修理してからエアコンガスを補充して下さい。

エアコンガスが減る原因

エアコンガスが減る原因はいくつかあります。代表的なものは下記のものになります。

・配管の接続部分からの漏れ（Ｏリングの劣化）

・ホース本体（ホースの劣化）

・コンデンサー本体からの漏れ（亀裂・破損）

・エバポレーター本体からの漏れ（水分からの腐食）

※エアコンが冷えない原因はエアコンガスの不足だけでは無くエアコン部品そのものが故障して冷えないこともあります。修理費用は場所や範囲によって大きく異なりますが、3万円から30万円位かかることがあります。

画像：コンプレッサー（エンジンルーム）

画像：コンデンサー（エンジンルーム）

画像：エバポレーターユニット（車内）

おわりに

エアコンが故障すると大きな出費につながります。故障を防ぐにはエアコンガス量が減っていないか定期的に点検して早期発見をすることです。またコンプレッサーオイルや添加剤等を補充してガスの循環をスムーズにさせるメンテナンスもトラブルを予防することができます。エアコンのことでお困りのことがありましたら是非お近くのコバックまでご相談下さい。

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