新品タイヤについてる黄色のマークってどんな意味？理由を解説

公開日： 2017/08/24 :

豆知識

みなさん、こんにちは！

新品タイヤをよく見ると、タイヤ側面に「黄色」のマークが付いていることがあります。これは塗料で直径約10-15mmの大きさで、走行しているうちにしだいに消えていきます。このマーキングされている意味をご存知でしょうか？　知らない方もいらっしゃるかと思いますので、今回は意味があるこのマークについて簡単に説明していきます。

新品タイヤの黄色のマークとは？

新品タイヤにはメーカーによって黄色のマークが着色されています。この黄色のマークは、正式名称を「軽点マーク」と言い、タイヤの一周の中でタイヤ重量が最も軽くなっている部分を示しています。

「軽点マーク」の目的とは

「軽点マーク」は、タイヤとホイールの位置合わせで用いられます。ホイールには一部分だけ他よりも重い箇所があり、そこにエアバルブが取り付けられてます。

そこで、タイヤの重量バランスの観点からホイールの最も重い部分と考えられるエアバルブ取付部分とタイヤの最も軽い黄色の「軽点マーク」部分を合わせることで、余分なウエイトを付けなくてもタイヤバランスを保もつことが可能となります。また、軽点マークを用いたタイヤとホイールの位置合わせは多くのタイヤショップでもタイヤ重量を相殺してバランス修正をしたときのバランスウェイト量を最小限に抑えることができるとして、よく取り入れられています。

デメリット？！

また、デメリットもあります。基本的にはタイヤとホイールのバランスがよくなる方法ですが、全てのメーカーがマークを採用しているわけではないことと、ホイールの一番重い部分がバルブの位置とは限らないといったことです。

おわりに

如何でしたでしょうか？

黄色のマーク「軽点マーク」に意味があることがお分かり頂けたでしょうか？ただの印ではなくタイヤの重量バランスのために用いられる重要な役割を果たしています。しかし、それぞれのマークを合わせたとしてもタイヤバランスが完璧に合うわけではないです。　あくまでも目安として必ず最後にタイヤのバランス調整を行うことが必須になってきます。

いかがでしたか？普段何気なく見ているタイヤでも実はこのような意味があり、作業目安に役立っているんですね。

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