オーバーヒート!? その原因と対処法!
みなさん、こんにちは!カーライフアドバイザーの中居です!
突然ですが「オーバーヒート」を体験されたこと、聞かれたことはありますか?
最近では、車の性能や冷却システムの性能も上がり、普通に走行していれば「オーバーヒート」の存在すらすっかり忘れてしまうくらい、オーバーヒートが起こりにくくなっています。
ただし、お車の年式、走行距離などによって部品の経年劣化がある場合、まだまだオーバーヒートを起こす可能性は多々あります。
今回は、その「オーバーヒート」についてお話しさせて頂きます。
目次
- オーバーヒートって何?
- オーバーヒートの原因
- 対処法と防止策
- まとめ
「オーバーヒート」って何?
常に高温になるエンジンは、冷却水などで冷却されていますが、何らかの原因で冷やすことができず、エンジンが限界温度を超えてしまっている状態が「オーバーヒート」と言います。
簡単に「冷却システム」を言葉にすると、エンジンの周りをラジエータで冷やされた冷却水が循環し、熱を奪ってエンジンを冷やします。冷却水が循環しないと、エンジンが熱を下げることが出来ず、たちまちオーバーヒートしてしまいます。
オーバーヒートの原因
第一に考えられるのが「冷却水不足」です。
冷却水は普段、密閉され基本的に急激に減ることはありません。減っている場合は、冷却水の循環経路での液漏れが考えられます。また、液漏れ以外の原因もありますので、
合わせてお話しさせて頂きます。
「ラジエータ」
ラジエータは、循環しているクーラント液を冷やす役割を持ちます。走行時の風でクーラント液を冷却します。
本体の経年劣化で本体の割れやパーツのつなぎ目から冷却水が液漏れし、冷却水不足になります。
「ウォーターポンプ」
ウォーターポンプは、冷却水が各径路を循環するために水流を発生させている部品です。人間でいうと血液を循環させる心臓にあたります。メーカーなどでは一般的に10万キロ毎に交換といわれています。長期使用していると、本体にガタが生じ液漏れの原因となります。また、サビによりウォーターポンプのプロペラ部分が腐食し水流が作れないと、冷却水が循環せずオーバーヒートとなります。
「ホースや冷却経路の破損、劣化」
ラジエータホースはゴム性のものが多く、経年劣化していきます。ラジエータ内の圧力で劣化したホースが膨張、ホース付け根などで液漏れなどが発生しオーバーヒートにつながります。
その他の部分で考えられる点として、
「サーモスタット」
サーモスタットはエンジン温度を監視する役割を持ちます。
エンジンの冷え、加熱などを 監視し、水量の調節をします。水門のような機能で、低温時は閉じ、高温時が全開になります。サーモスタット本体がサビで腐食し固着してしまうと、温度により水路の開閉ができずオーバーヒートが発生してしまいます。
「冷却ファン(電動ファン)」
ラジエータを冷やす扇風機です。
通常は走行時の風でラジエータを冷やすことができますが、一定以上水温が上がると追加で冷却ファンが自動的に作動しラジエータに風を送り冷やします。
電動ファンの場合、モーターの焼き付きが原因で作動しない事もあります。
「エンジンの異常」
冷却以外にエンジン自体やエンジンオイルに起因する原因も考えられます。
エンジンオイルが劣化、減少している場合もエンジンがうまく性能を発揮できず、最悪な場合、エンジンの焼き付けを起こすケースもあります。
冷却水が白く濁っている、加速する力が落ちてきたという症状の場合は、エンジンの焼き付きなどでガスケットが痛んでしまい、エンジンの機密性が保てなくエンジン内部から漏れたオイルがクーラントに混入してくる場合もあります。
こうなってしまうと、エンジンのガスケットの交換や、エンジン本体の載せ替えで高額の修理が必要になります。
対処法と防止策
異常を感じたらまずは駐車場など安全な場所へ車を止めましょう。
その後、 映画やテレビドラマのようにボンネットを開けて「自分でなんとかしよう!」なんて事は非常に危険です。
ボンネットなどは非常に高温になっていることもありますし、絶対にラジエータキャップは開けないで下さい。ラジエータ内部の冷却水は沸騰しています。蒸気でやけどの可能性もあります。
温度が下がるまで待つか、修理工場やロードサービスにお願いしましょう。
そしてオーバーヒートを防ぐには、冷却水の液量が適切か、劣化している箇所がないか、定期的なメンテナンスが必要です。
また、ラジエータサブタンクが適量になっているか、駐車場の下に色の着いた液だまりなど無いかは、ご自身でも簡単にチェックできると思います。
まとめ
近年ではオーバーヒートは減っていますが、長期連休中に限って、もしくは連休後にトラブルが発生するケースが多いのも現状です。
こんな「猛暑」の中、トラブル発生なんて避けたいですよね!!
発生を防ぐためには定期的に点検を行い、安全な走行を心がけましょう
その点検は、是非コバックにお任せ下さい!!!
現在、自動車整備工場はコンビニの約2倍あると言われている中から車検のコバックをご利用頂き大変感謝しております!
お客様に満足して頂く事を常に考え、車検はもちろん、鈑金、保険、一般修理など車の事なら何でもご相談下さい。
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