12ヶ月点検は必要？受けないとどうなる？

公開日： 2018/11/26 : 最終更新日：2018/11/26

豆知識

みなさんこんにちは！カーライフアドバイザーの中居です！

みなさんの中で、「12ヶ月点検って強制なの？やらないといけないの？」なんて

思った方もいらっしゃると思います

私もお客様から、聞かれることが多々あります。

そんな時は「強制ではありませんが義務ですよ。安全に乗ってもらうためには受けて頂いた方がいいですよ！」と答えます。

強制でないのなら・・・と受けない方もいらっしゃいますよね。

でも、それでは話が終わってしまうので、「実際にはどうなの？」というお話しをしていきたいと思います。

画像：点検ステッカー

法定点検とは？
義務なら、点検しないと罰則があるの？
まとめ

法定点検とは？

・そもそも法定点検とは何でしょうか。

法定点検とは、道路運送車両つまり自動車の定期点検整備のことになります。

自動車の使用者は、道路運送車両法の第4章第48条に基づき自動車の種別や用途等に応じて自動車の点検義務があります。

画像：車両下廻り

・車検と法定点検とは別物

定期点検は、車検の際に同時に実施されることがあるため車検と定期点検を混同して理解されがちですが、車検と法定点検は別物になります。

車検は、安全性や公害の防止について保安基準に適合しているかどうかを検査するものです。

定期点検は「予防整備」とも呼ばれ、不具合な箇所または不具合になる恐れがある箇所について、故障やトラブルなどを未然に防ぐために点検や整備を行うものです。

・定期点検の期間

定期点検は時期が定められており、自家用乗用車および軽自動車の場合は、

1年点検／26項目

2年点検／56項目

となっています。

※貨物車や事業用は、もっと短い期間です。

認証工場で定期点検を実施すると、点検を実施した証としてフロントガラスに「点検整備済ステッカー」が貼られます。「点検整備済ステッカー」には、次回の点検時期などが記されています。

この定期点検は義務ですが「認証を受けた整備工場に出さないといけない」というわけではありません。自分で出来るのであれば、それで問題はありません。

点検ステッカーの有無や店の名前が入った点検記録が必要ってこともないです。

車検を直接陸運局に持ち込みで受けられる方など、自分で出来るのであれば、それで問題はありません。

ただ、自分でも出来ないことはないですが、技術と知識がある程度必要になってきますので、整備工場に依頼するのが一般的です。

義務なら、点検しないと罰則があるの？

法定点検は、法律で定められた義務ですが、実施していなくても罰金や免許の点数が減点されるなどのペナルティはありません。

ただし、バスやトラックなどの事業用の車両については、点検を怠ると罰金が科される、あるいは運行停止命令などの罰則があります。

まとめ

ちなみに、

昔あった日常点検の義務「1日1回の運行前点検」は、車両法の改正(平成7年7月)で、「走行距離や運行時の状態などから判断した適切な時期に実施」という内容の日常点検の義務に変わりました。

自動車の性能も年々良くなり故障もしにくくなってきたことで、日常点検は自分の責任（使い方）で判断し点検を行う」ということでしょう。

罰則のない法定点検をするかしないかは、自分次第になると思います。

点検も有料ではありますが、12ヶ月点検と予防整備で安全と安心を得て頂けると思います。

今回のお話しが、受けるか受けないかで迷われている方の参考になれば幸いです。

もし、ご希望の方がいらっしゃいましたら、

コバックまでお問い合わせ下さい！！

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