車の冬対策 タイヤ編
みなさん、こんにちは!
今回、車の冬対策として最も重要なタイヤについてお話させていただきます。
冬場のタイヤといえばもちろんスタッドレスタイヤですが、今お持ちのスタッドレスタイヤを取り付ける時の注意点などを確認してみたいと思います。
目次
- 取り付け前のタイヤチェック
- 取り付け時の注意事項
- 外した夏タイヤの保管方法
- おわりに
取り付け前のタイヤチェック
冬場の準備で最も重要なスタッドレスタイヤですが、タイヤの状態によっては
きちんと性能を発揮出来ない事があります。
取り付け前にチェックをして安全な走行ができるようにしましょう。
・まずはタイヤの溝のチェック
スタッドレスタイヤ残り溝をチェックするために2種類のマークがあります。
夏タイヤにもあるスリップサインはご存知だと思いますがタイヤの摩耗限界1.6㎜になると露出するサインです。
スタッドレスタイヤにはもうひとつプラットフォームがあります。
スタッドレスタイヤは残り溝が50%未満になると冬タイヤとしての性能が確保できないのでタイヤ全周をチェックしてプラットフォームが露出していないか確認しましょう。
・タイヤの使用年数の確認
スタッドレスタイヤは柔らかいゴムが路面に密着することで滑りにくくなっています。
タイヤのゴムも年数によって硬くなってしまいます。
適切に保管されたスタッドレスタイヤは3年間は性能を維持できますが、それ以上の年数が経過して硬くなったゴムでは期待される性能が発揮出来ない可能性がありますので製造年月を確認しましょう。
タイヤの製造年月はタイヤの側面に表示されています。
写真のタイヤだと 3018 の表示になります。
左側2桁が製造された週を表します、右側2桁が製造された西暦の下2桁を表します。
つまりこのタイヤは2018年の30週目(7月の4週目)に製造されたタイヤになります。製造年月はタイヤの側面のどちらかにしか表示がないためホイールとの組み付けによっては内側になってしまいます。車両に取り付ける前に確認をしましょう。
取り付け時の注意事項
スタッドレスタイヤは冬場のシーズン以外は保管されていて長期間使用されていません。
取り付ける時にも確認が必要です。
・ホイールの状態
長期間使用していなかったのでホイールの腐食やキズをチェックしましょう。
特にホイールナットが触れる部分とハブ(車両の取り付けボルトの土台)に触れる面
・タイヤの空気圧
もちろんタイヤの空気圧も重要です。
スタッドレスタイヤの性能を十分に発揮させるためには、適正空気圧で使用する事が大切です。
車両の適正空気圧を確認してきちんと調整しましょう。
またタイヤの空気圧は使用中も低下していきますので月に一度の点検、調整がオススメです。
外した夏タイヤの保管方法
外した夏タイヤは次の春まで保管が必要です。
直射日光を避けて涼しいところで保管しましょう。
タイヤカバーや袋に入れておきます。
市販のタイヤラックなどがあればベストですが、ない場合は床に汚れ防止の段ボールなどの厚い敷物を使用して保管します。
倉庫の中などで保管する時は近くに灯油などがあるとゴムの劣化の原因になりますので一緒に保管しないでください。
また保管する時にタイヤの空気圧を1/2程度まで下げておくとタイヤへのストレスが軽減します。
おわりに
スタッドレスタイヤは冬場の必需品ですが、絶対に滑らないわけではありません。急加速、急ブレーキ、急ハンドルなど急のつく運転は厳禁です。普段よりも車間距離をあけて、橋の上や日陰ではより慎重な運転を心掛けて安全な思いやりあるドライブをしましょう。
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