エアバックってどんな仕組み?また、警告灯がついたらどうしたらいいの?
みなさん、こんにちは!以前エアバックの事でニュースになった事を覚えておられますか?今回はこの事を掘り下げて話させて頂きたいと思います。
目次
- エアバックとは
- エアバックの仕組みと警告灯がついたらどうしたらいいのか
- まとめ
エアバックとは
膨らんだ袋体を用いて移動体の運動エネルギーを吸収、もしくは衝撃緩和する装置のことです。役目としては交通事故を起こした際にドライバーや同乗者の命を守る最後の砦となる、とても重要な装備の一つです。エアバックを発明したのは日本人の小堀保三郎さんが1963年に発明したといわれています。びっくり!!日本人が発明したなんて!!でも、当時は発想があまりに奇抜だった為、まったく受けいられずに長い間実用化がされなかったとの事です。この事は小堀さんとしてはとても悲しい事だったと思います。しかし今では、世界中のほとんどの自動車で標準装備となっているのはその発明がいかに人を守る事が出来る発明だったかという証拠ですね!!また、現在のエアバックは運転席のハンドル・助手席前のダッシュボード・シートの側面などに主に装着されています。
エアバックの仕組みと警告灯がついたらどうしたらいいのか?
まず、エアバックの仕組みは衝突を検知すると、人の瞬きよりも早い時間で瞬時に膨らみ乗員がハンドルやダッシュボード、フロントガラスなどへ直接ぶつかる事を防ぐシステムです。そのシステムの作動順序は①衝突検知②衝突判定③エアバックの展開という順序です。このことを大まかに説明すると車体前部に装備されているセンサーが衝突を検知すると衝突した衝撃をコンピューターが判断して危険と判断した場合エアバックに内蔵された点火装置を点火させガス爆発をおこしエアバックを瞬時に膨らませる仕組みです。一回、エアバックを作動させてしまうと二回目は使えなくなってしまう為、簡単な衝撃ではエアバックは作動しないようになっています。また、エアバックの警告灯がついたらどうしたらいいかと言うと最寄りの整備工場に点検に出してください。点灯してしまう原因の一部としてはエアバック・プリテンショナーの異常かエアバック本体の異常が考えられます。プリテンショナーとは車の衝突時にシートベルトを瞬時に巻き込む装置で、乗車人員がシートベルトから受ける負荷を吸収・軽減する装置です。点灯原因は修理工場でないと修理できない為点灯した場合は速やかに整備工場にお持ちくださいね。
まとめ
今では、当たり前の装備のエアバックですが最初に守らないといけない事が有ります。それは、正しく使うことです。必ず、運転中はシートベルトを装着する事、間違ったチャイルドシートの装着はしないことが前提です。せっかく、人の命を守ってくれるエアバックが間違った使い方で逆に人の命を奪ってしまうのは悲しいですよね。
最後に、大事なエアバックの安全装置が製品不良で安全に作動しないままで装着されている車もあります。メーカー側が大規模なリコールを実施しましたがまだ実施されていない車もあるみたいです。対象になる車はメーカーからハガキが来ています。来ている車は一刻も早く修理を受けましょう!!
では、安全で素敵なカーライフを!!
地域の方々に支えられ国内全メーカー、新車から20年以上経過した車両もご利用して頂き、車検では年間約4,000台のご利用を頂いております。
「命とお金と地球を守る」をコンセプトにご利用頂いた全てのお客様に出会いに感謝の気持ちをもってサービスを提供して参ります。
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