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ワイパーのビビリ音の原因と対策方法!

みなさんこんにちは! カーライフアドバイザーの中居です。

みなさんのお車で、ワイパーを動かすと「 ガガガガ 」や「 ビビビビ 」など、ビビリ音がすることってありませんか?

中には、このような音が「故障?」と心配になってしまう方もいらっしゃると思います。もちろん故障ではないのですが、視界不良の原因になってしまう、気になって運転に集中できないといった原因にもなってしまいます。

画像:ワイパー

 

今回は、このワイパーのビビリ音の原因と対策についてお話しさせて頂きます。

 

目次

  • ビビリ音の原因
  • ビビリ音の対策
  • ワイパーゴムの交換目安
  • まとめ

 

ビビリ音の原因

ビビリ音が発生する原因は大きく分けて5つあります。その5つを順にご紹介させて頂きますので、ご自身の車に当てはまるビビリ音の原因を確認してみて下さい。

 

①ワイパーのゴムの劣化

ワイパーゴムは、その名の通りゴムで出来ています。 そして季節などに関係なく、常に雨・風・熱・紫外線にさらされている部品で、劣化を避けることはできません。

車を使用しない場合でも経年劣化でワイパーのゴムが硬くなってしまいます。こうして、劣化によりゴムが硬くなってしまい、ワイパーからビビリ音が発生することになります。

ワイパーのビビリ音の原因で1番多いのがワイパーのゴムの劣化になります。

 

劣化して硬くなったワイパーゴムは、ガラスとの設置面が均一ではなくなり、ガラスに密着することができないため、キレイに雨を拭き取れずガラスに拭き残しのスジが残ってしまいます。このスジが視界不良になってしまう原因にもなります。

目でみてもわかりづらい汚れがあって劣化が原因ではない場合はこれだけで効果があります。ゴム部分の拭き掃除をしてもワイパーからビビリ音が発生する場合はワイパーのゴムを新品と交換しましょう。

 

②ワイパーのゴムの取り付け不良

新品のワイパーのゴムに交換したばかりでもワイパーからビビリ音がする場合は、ワイパーゴムが正しく取り付けできていないことも考えられます。

ご自身で交換した場合は、ワイパーゴムがしっかり溝にはまっているかなど確認しながら、もう一度取り付け作業をしてみましょう。また、整備工場に依頼して交換の場合は、早めに整備工場に相談してみましょう。

 

③汚れや油膜の付着

ワイパーゴムを新品に交換してもビビリ音がする場合は、ガラス面の状態を確認してみましょう。パッと見てキレイに見えるかも知れませんが、車の窓は思っているよりも汚れています。その汚れ(油膜)にワイパーゴムが引っかかりその摩擦でビビリ音を発生させています。

その油膜汚れが酷い場合はビビリ音がするだけではなく、夜間の運転では反対車線の車のヘッドライトが乱反射して視界不良の原因にもなってしまいます。

 

④撥水コートとワイパーのゴムの相性

フロントガラスに撥水コートをしている場合、ワイパーとの相性が悪い場合があります。ワイパーはガラスが十分に濡れているとスムーズに動けるのですが、雨水が撥水コートによって流れるのが早いと濡れている部分と十分に濡れていない部分が出来てしまうのでワイパーのゴムの部分に摩擦が生じて引っかかりやすくなりビビリ音を発生させてしまう原因になってしまいます。

⑤ワイパーアームやブレードの歪み

ワイパーゴムは、ガラスに対して90度の角度で設置していないと本来の水拭きの効果が発揮できません。劣化によりワイパーゴムの歪んでいる、劣化によりワイパーアームやブレードに歪みやガタがある場合、ガラスとの接地部分の角度が変わって引っ掛かる部分が出てしまうのでビビリ音が発生することもあります。

 

ビビリ音の対策

ワイパーのビビリ音を解消するには、その原因に合った対策が必要になります。

 

①ワイパーのゴムの劣化の場合

ワイパーゴムを触ってみて硬い場合や、ヒビ割れや切れてしまっている場合はすぐワイパーゴムを新品に交換しましょう。ワイパーのゴムは車種によって長さが異なるので、ご自身の車に対応しているワイパーゴムで交換して下さい。

その際には標準の物以外にもシリコン製の寿命の長いものや撥水コートをしているガラスに適したグラファイト製の物もあります。グラファイト製のワイパーはゴム部分にコーティングが施してあるので摩擦が少なく撥水コートをしたガラスでもビビリ音がしにくくなっています。

 

②汚れや油膜の付着の場合

汚れに関しては洗車をすればキレイになりますが、油膜汚れは水洗いだけではキレイに落とすことができません。油膜が残っている状態はワイパーのゴムとガラスの間に異物がある状態になっていますのでワイパーからビビリ音が発生する可能性があります。

多少の時間と根気が必要になりますが油膜落とし専用の洗剤を使用してガラスをキレイにすることができます。

また、ガラスの油膜をキレイに取るとガラスのギラつきが無くなるため、視界が良くなり運転もしやすくなります。

 

③撥水コートに対応したワイパーゴムに交換

車のガラスに撥水コートをしている場合は、撥水コートに対応したワイパーゴムに交換する必要があります。撥水コートは車の走行速度に応じて車の屋根の方や横にサーッと雨の水分が流れて行くので便利ですが、雨水が流れた部分と残っている部分でワイパーのゴムと摩擦が生じ、ワイパーのビビリ音の原因になってしまいます。

撥水コートに対応した摩擦の少ないグラファイト製のワイパーのゴムや撥水効果があるワイパーのゴムに交換しましょう。

 

④ワイパーアームやブレードの歪みの場合

アームやブレードの変形による歪みが生じてしまった場合はワイパーゴムとガラス面の接地部分が90度になるように調整が必要になります。ご自分で修正をするのはなかなか難しいと思いますので、まずは整備工場などに相談してみましょう。

また、劣化により大きな変形やガタが生じている場合は交換をお勧めします。

 

車のワイパーのゴムの交換時期の目安

車のワイパーのゴムの交換時期の目安は約1年と言われています。ワイパーからビビリ音が発生するのは使用頻度によって異なりますが、経年劣化は避けられません。

ワイパーのビビリ音がする、しないに関わらずワイパーのゴムを触ってみて硬くなってしまったり、傷などヒビが入ってしまったり、切れてしまっている場合はすぐ交換をしましょう。

また、特に不具合を感じることが無ければ1年を超えて使い続けていても問題はないのですが、見た目ではわからなくてもゴム製品なので経年劣化はしていと思います。

2年に1度の車検の際には、できるだけ交換をするようにしましょう。交換を怠ったことでワイパーゴムが切れガラス自体に傷が入ってしまうと大変なことになってしまうので、必ず1年に1度はワイパーのゴムの状態を確認して適度に交換して下さい。

 

まとめ

お車を安全に運転するためには、運転に集中できる環境づくりが大切です。ワイパーからのビビリ音が気になって運転に集中できなくなってしまったら大問題です。

そして雨が多い時期や集中豪雨の時には、ワイパーゴムの状態によって安全に運転できるかどうかが変わってきます。場合によっては、命に関わってくる部品でもありますので

定期的な点検と交換をお願いします。

交換のご依頼やご相談などありましたら、是非お問い合わせ下さい!

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