みなさん、こんにちは!鈑金のモドーリー南です。
今回は「アイドリングストップ」についてお話させて頂きます。
みなさん、アイドリングストップってご存知ですか?
アイドリングストップとは、信号待ちなどの停車時に車のエンジンを停止させ、停止時間(待ち時間)に燃料を消費しない事で「燃費」と「環境」の事を考慮した機能です。以下にまとめてみました。
やはり最大のメリットは「燃費」と「環境」です。
ドライバーの運転方法や道路状況などで多少は左右されるものの、リッター辺り1・2キロは燃費が向上します。その為年間、自動車にかかる燃料代を節約する事ができます。それに伴い「CO2」排出量も減り、環境に優しい車となります。
信号待ちなどの停車中はエンジン音がなく静かなのもメリットともいえます。
アイドリングストップ機能を搭載することによる追加装置など、購入時のデメリット、メンテナンスにかかる追加料金などの維持費増大のデメリットがあるため。むしろ自動でアイドリングストップすることによるデメリットの方が多いかも???
アイドリングストップ機能によりバッテリーの大型化、改良スターターなど、ちょっとした機能と装置の追加により車両価格がおよそ10万程度高くなります。
単純に考えても、大型化したバッテリーを充電するために強力なオルタネーター(充電器)が必要となります。
問題となるのはエンジン再スタート時の振動です。
この振動は機械にとっては衝撃となり、ゴムでできたブッシュやタイミングベルト(チェーン)などへの寿命に影響します。
機械はある程度のスピードの変化には問題なく対応できますが、ストップ&ゴーの様に止まっては動くといった動きには部品が多ければ多いほど衝撃となり伝わります。このような衝撃は各部品の摩耗など、劣化のスピードを早めます。
電気を繰り返しON/OFFする行為が、電球の寿命を縮めるのは家庭用電気機器でも自動車と一緒です。
これはスイッチがONの瞬間に流れる突入電流が定格電流の数倍以上になるということは、電気を勉強している人であれば知っている事です。
この突入電流によってスターターだけではなく、ヘッドライト、カーオーディオなど様々な電子機器の破損というリスクが出てきます。
自動車の場合ECUに信号を送るセンサーなどもあるので、車が動かなくなるといったリスクも高まります。
アイドリングストップによってエンジンを停止するとエアコンのコンプレッサーが回らないので、冷気を作り出せずエアコンは冷風を送ることができません。
バッテリーによってファン(送風機)は回るのでエンジン停止中は残った冷気を送ったり、エアコン付近に取り付けられた保冷剤(アイドリングストップ車専用)によって冷風を送っています。
ただ保冷剤にも限界があり、数分しか効果が得られなかったり、保冷剤を冷やす為にエネルギーロスをしています。
慣れが必要とはいえ、道路の真ん中で車のエンジンが止まることにまず違和感を感じます。
また、ちょっとしたスタートのラグ(遅れ)にイライラを感じたり、ドライバー任せの機能のため運転に工夫が必要だったりと、アイドリングストップ機能とドライバーには相性があります。
燃費の事を考えるのであれば、先にドライバーの運転方法を見直した方が、遥かに経済的ですね。
デメリットが多いと言うのも面白いですね。
私の車にも付いていますが、私は特に気にならないですが・・・。