みなさん、こんにちは、豊明店の原です。
今回はマフラーから水が出るから、点検をしてほしいと言うお問合せについてご説明させていただきます (>∀<)b
ご自身が運転している自動車のマフラーから水が出る所は見る機会はなかなか無いと思いますが、たまたま家族の方が見た際に、マフラーから水がたくさん出ていた事を教えてくれたそうで、その後気になってしまったとの事(≧Д≦)
車のマフラーから水が出る所を見て大丈夫なのかなぁ?って思った事のある方もいらっしゃると思いますが、マフラーからは常に水蒸気が出ているんです(>∀<)b
ここからは、ぼくの得意な科学のお話を(*´艸`)
自動車はガソリンを燃やして走るんですが、ガソリンには水素(H)と炭素(C)が含まれています。ガソリンを燃やすことにより空気中の酸素(O)と水素(H)が反応して水(H2O)ができます。あと炭素(C)と酸素(O)が反応してできるのが二酸化炭素(CO2)ですね( `・∀・)ノ
走行中等はエンジン回転も高く高温の排気ガスが勢いよくマフラーから排出されますので、エンジン内部でできた水(H2O)は水蒸気として排出されますが、長時間アイドリングを続けた場合等は、水蒸気がマフラーを通過中に冷やされ水(液体)になって外に出る前に溜まってしまうんですね( ´д`ll)
おおよそですが、ガソリンを1ℓ燃焼すると約1ℓ弱の水が発生しています ( ̄∀ ̄;)
マフラー内部に水が溜まっている状態が続くとマフラーが錆びて穴があいてしまったりする事もあるので、環境の為にも長時間のアイドリングはできるだけ避けた方が良さそうですね(>∀<)b
余談ですがガソリン以外にも灯油を燃やしても水蒸気が発生します、冬の暖房でエアコンを使うより石油ストーブを使った方が部屋の空気が乾燥しないのは、そういった理由があるんですねぇd(⌒o⌒)b