みなさんこんにちは! カーライフアドバイザーの中居です。
気温も下がり、寒くなってきましたね!
そろそろ冬支度を行っていかないといけない時期になりました。その冬支度で、スタッドレスタイヤの準備があります。
スタッドレスタイヤ&ホイールを装着するにはホイールナットが必要です。
車のホイールはハブボルトとホイールナットで車体に固定されています。
しかしホイールナットは様々なサイズや種類がある部品です。またホイールとの相性もあるので、現在付いているホイールナットが必ずしも次のホイールに使えるとは限りません。
ホイールに合わないナットを使用してしまうと、非常に危ない状態の場合もあります。
今回は、このホイールナットについてお話しさせて頂きます。
目次
ホイールナットにはサイズがあり、次のように表記されています。
M12×P1.25 21HEX
この場合は、
・ネジの直径が12mm (M12)
・ネジの山の距離が1.25mm (P1.25)
・頭のサイズが21mm (21HEX)
のホイールナットになります。
ホイールナットは自動車メーカーによって種類が異なります。
ホイールナットのサイズは自動車メーカーによってある程度決まっています。
M12×P1.5 トヨタ・ホンダ・三菱・マツダ・ダイハツ
M12×P1.25 日産。スバル・スズキ
M10×P1.5 ホンダ・スズキの軽自動車
M10×P1.25 スズキ・ダイハツ・スバル・マツダの軽自動車
車のホイールナットは形状の違いによる種類があります。たとえ同じサイズであっても種類が違うと使えないので注意が必要です。
取り付け座面の違い
テーパー座ナット
ホイールとの接触面が60度のテーパー角になっているホイールナットです。純正ホイールの他に社外ホイールでも採用されている、最も多く使われている座面形状です。
球面座ナット
主にホンダ車の純正ホイールナットで使われています。ホイールと接触する面が丸い球面になっています。
一見、テーパー座ナットに似ていますが互換性はありません。
平面座ナット
主にトヨタ車の純正ホイールナットや、日産・三菱の一部の車種使われています。フランジ(つば)とワッシャーが付いている点が他のナットと異なり、ワッシャー付ナットともよばれています。
ナット先端の形状の違い
ホイールナットは先端に穴が開いている貫通式と先端が閉じている袋式があります。
どちらを使っても問題はありませんが、長すぎるハブボルトに全長が短い袋式ナットを組み合わせるとホイールを固定できないことがあります。
ホンダ車で使われている球面座ナットは特に注意が必要です。
球面座ナットは、パッと見た感じはテーパー座ナットと見分けがつきません。社外ホイールに交換したときにホンダ純正ナットを流用するとホイールとナットが点で接触することになり、ナットが緩みやすくなるので非常に危険です。
ホイールナットにはサイズや種類があることが分かって頂けたかと思います。
自分の車に合ったホイールナットの選び方をまとめると以下のようになります。
・ネジの直径は何㎜なのか
・ネジの山の距離は何㎜なのか
・ナットの対辺幅は何㎜なのか
・取り付け座面形状(テーパー座or球面座or平面座)
・貫通式or袋式
これらの情報が確認できた上でホイールナットを選ぶようにしましょう。
ホイールナットの使い方一つで事故や故障に繋がります。安全に走行して頂くためには
大変重要なことでもありますので十分注意しましょう。
何かお困りのことがありましたら、是非コバックにお問い合わせください!!