みなさん、こんにちは!カーライフアドバイザーの中居です。
最近のお車は、オートマ車が主流になりマニュアル車は随分と減りました。私ども工場でも、1日に1台あるかないかというところでしょうか。
※ちなみに、私自身はマニュアル車にのっていますが・・・
先日、車検でご来店されたお客様とミッションオイル(マニュアル車)について、いろいろとお話ししました。
今回は、その時のお話ししたことと、「ミッションオイル」が、意外に重要なオイルでもあるということを説明させて頂きます。
画像:M/Tシフト
目次
そもそも「ミッションオイル」とは何でしょうか?
ミッションオイルはMT(マニュアルトランスミッション)車にとってとても重要なオイルになります
MT(マニュアルトランスミッション)車は、トランスミッション内部で幾つものギアが組み合わさって動いています。このギアをスムーズに動かす潤滑材の役割を果たしています。
また、ギアの摩耗を防ぎ、その摩耗によって温度が上がらないようにする為のオイルでもあります。
ミッションオイルは、エンジンオイルほどコマメに交換する必要はありませんが、長年交換していないとミッションオイルの劣化によりギアの摩耗や温度が上昇し、最終的にはギアの故障につながり、事故や大きな出費に繋がってしまいます。
では、ミッションオイルの交換時期といいますと、一般的には走行距離2~3万kmが目安となります。
お車の使い方や車種によっても交換時期は異なる場合もありますので注意が必要です。※お車の取扱い説明書にも記載されています。
画像:ミッションオイル
また、走行距離が2万kmに達していなくても、ギア(シフトノブ)の入りが悪いと感じたらミッションオイルの交換をおすすめします。
ギアに何の問題もなかったとしても、2万キロを目安にするか、2年ごとに交換するようにしましょう。車検ごとに交換するのが良いかもしれませんね。
ミッションオイルは、石油協会が決めたGL規格というものがあり、GL-1~GL-6の6ランクに分けられています。
ランクはミッションオイルの粘度によって分類されていますが、GL-1とGL-2は乗用車向けではなく、通常は使用されていません。乗用車に使われているミッションオイルのランクは、GL-3、GL-4。
GL-3は、ミッションオイルとして純正指定されていることが多いランクのオイルで、GL-4は軽い負荷から重い負荷まで対応できるランクのオイルです。
「ランクの高いオイルの方が車にとって良いのでは?」と思いますが、実はオイルの粘度は車によって指定されています。
取り扱い説明書に記載されているメーカー指定の粘度のミッションオイルを選ぶようにしましょう。
ミッションオイルの交換の必要性や交換時期についてお話しさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
「今まで一度もミッションオイルの交換をしたことがない」という方は意外と多い様です。ミッションオイルの劣化によりギアが故障するリスクもあるので、長い期間交換した覚えがない方やギヤの入りが悪く感じられる方は、是非、交換を考えてみて下さい。
その際は、是非コバックにお来店下さい!!