皆さんこんにちは。
今回は事故の際の自動車保険の使用についてお話させていただきます。
契約者が所有・使用する車の契約台数が、全ての保険会社での契約を含めて9台以下の場合、ノンフリート契約者といいます。
1等級から20等級で表され、等級が高いほど、割引率が高くなるため、保険料が安くなります。
1年間無事故の場合、1等級上がります。
1回事故起こすと、修理金額に関係なく3等級下がります。
飛び石やいたずらなどが原因の修理の場合は1等級下がります。
等級が下がらないノーカウント事故も存在します。
平成25年10月以降に契約または更新手続きをされた場合、新しい「ノンフリート等級別料率制度」が適用されます。
この新制度は事故で保険を使用した際に、以前より保険料負担が重くなるようになります。
各等級での割引率は以下のようになります。
等級 | 無事故無事故 | 事故有り |
20等級 | -63% | -44% |
19等級 | -55% | -42% |
18等級 | -54% | -40% |
17等級 | -53% | -38% |
16等級 | -52% | -36% |
15等級 | -51% | -33% |
14等級 | -50% | -31% |
13等級 | -49% | -29% |
12等級 | -48% | -27% |
11等級 | -47% | -25% |
10等級 | -45% | -23% |
9等級 | -43% | -22% |
8等級 | -40% | -22% |
7等級 | -30% | -20% |
6等級 | -19% | -19% |
5等級 | -13% | -13% |
4等級 | -2% | -2% |
3等級 | +12% | +12% |
2等級 | +28% | +28% |
1等級 | +64% | +64% |
たとえば無事故で17等級だったとすると割引率は-53%になります。
そのまま無事故だと1年で1等級上がりますので、3年後で20等級になります。
万が一、事故で車両保険を使用した場合、3等級ダウンして、3年間事故有りの割引が適用されます。
仮に基本料100000円だとすると
・1年目 14等級(事故有り) 31% 69,000円
・2年目 15等級(事故有り) 33% 67,000円
・3年目 16等級(事故有り) 36% 64,000円
・4年目 17等級(無事故) 53% 47,000円
・5年目 18等級(無事故) 54% 46,000円
・6年目 19等級(無事故) 55% 45,000円
・7年目 20等級(無事故) 63% 37,000円
7年計 375,000円
使用しない場合
・1年目 18等級(無事故) 54% 46,000円
・2年目 19等級(無事故) 55% 45,000円
・3年目 20等級(無事故) 63% 37,000円
・4年目 20等級(無事故) 63% 37,000円
・5年目 20等級(無事故) 63% 37,000円
・6年目 20等級(無事故) 63% 37,000円
・7年目 20等級(無事故) 63% 37,000円
7年計 276,000円
この例の場合は6年間で99,000円変わってくるのです。
修理金額が自動車保険を使用した際に上がる保険金額以上の場合は自動車保険を使用しないほうがいいと考えることができます。
勿論現在の等級や基本料によって上がる金額が変わってきますし、免責金額がある場合は計算が変わってくるので契約内容の確認が必要になります。