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保険コンサルタントの藤森です。
自動車保険のお話しをさせて頂いておりますと、よく頂くご質問の中で｢車両保険はつけた方が良いのかなぁ？｣という質問があります。
こればっかりは個人の生活環境や価値観、その方の考え方、性格等でも変わってくる様な部分ですから、一概には言えず、これが答えだ！！とは何とも言い難いのですが・・・。
ただ、対人とは違い、限度額が見えるものではあるので、“貯金が得意な方”は外しておいても良いのではないかなぁ・・？と、私自身、個人的には思ってしまいます。
また、車両価格自体が安くなってしまった場合は、はずしても良いと思っています。
では、本日はなぜ？外して良いと思うのか？？についてお話しさせて頂きたいと思います。
1、車両保険をつけた場合とつけない場合の違い
自動車保険の中で車両保険は、最も高い保険料を占めます。
車両価格や等級、ご年齢によっても大きく違いはありますが、車両保険をつけた場合と、つけていない場合ですと、保険料が年間4万円程、変わって来る場合が多いです。(※数十万円、変わられる方もいらっしゃったりと様々ではございます)
また、お車をぶつける等で車両保険を使ったら使ったで、３年間またそれ以上に保険料は上がる仕組みとなっております。
※↓↓等級別料率制度について、詳しくご存知のない方はこちらをご参照ください↓↓
→等級別料率制度ってご存知ですか？？
その為、いざ、何かあり、保険を使いたくても・・・使わない選択をする場合もあります。
例えば。
軽めの事故の場合、
例：車をぶつけて凹んだ、ボディーを擦った
その細かい症状にもよりますが、平均5～10万円くらいの修理費になるかと思います。5万円のために保険を使ってしまうと保険料が3年間割高になり、ほとんどの場合、修理費よりも保険料の方が高くなりますので、保険を使わない方がお得になり、結局は自腹でお支払いされる方が多いのが現状です。
車の修理をするのに何十万もかかる様な事故を起こす事はまれではある為、車両保険をかけたつもりでその分、貯金をしていける方であれば、そちらの方が無駄がないのかも・・・？・・・と、個人的には思ってしまいます。
・・・とはいえ、いつ、なんどき何が起こるかは誰にも分からない為、どちらを選択される方はご自身です。
現実問題、こちらも考え方次第です。
【例】
車両保険をかけておく事により、かけない場合と比べて１年間で＋４万円。
車をぶつけた等、車両保険を使うと３年間は保険料が上がるため、
事故をしてから
１年目(車両保険をかけている)４万円＋(保険料があがった分)５万円
２年目(車両保険をかけている)４万円＋(保険料があがった分)４万８，０００円
３年目(車両保険をかけている)４万円＋(保険料があがった分)４万６，０００円
保険料が上がる分が３年間で１４万４，０００円。
車両保険をかけておく事に３年間で１２万円。
・・・と考えると、１４万円４千円位の車両価格で設定されるお車(設定１５万円)であれば、それはもう車両保険はかけておく意味がないですし、わざわざ車両保険をかける為に＋１２万円もの保険料を払う必要性はないと判断し、はずした方が良い・・・という考え方です。
事故をして使用する際に、いくら保険料が上がってしまうのか等は教えて下さるので、ご自身の代理店や保険会社に問い合わせて頂くと良いかと思います。
いかがでしょうか？
今回のこの件につきましては、あくまで個人的な意見ですので、これが正解！！というものではありません。人にとっては無駄なものでも、自分の生活にとっては無駄ではない・・というものも、多々あります。保険はその方の生活状況等で、合った内容が変わりますので、よりご自身にあった保険にする為に、定期的に診断等を受け、見直して頂くと良いかと思います。安心安全で無駄の無いカーライフを送る事ができると良いですよね♪