みなさん こんにちは!
9月に入っても、まだまだ暑い日が続きますね。
温暖化の影響なのか? 8月にも、いくつかの台風が上陸し各地で大きな被害がでましたが、これからが本格的な台風シーズンの到来となります。
また近年では台風だけでなく、短時間の局地的な集中豪雨(ゲリラ豪雨)での被害がテレビのニュースでもよく目にしますよね。
そこで今回は、大雨による水害時の注意点や身動きできなくなった時などの対処法をご紹介させて頂きます。
目次
水没などで身動きできなくなった車両の映像をニュースで見た時にある特徴に気付きませんか?
よくあるのは、立体交差や電車のガード下等、いわゆるスリバチ状になっている道路が危険となります。
台風やゲリラ豪雨などで、短時間に大量の降水量があった場合、排水が間に合わず低い所に大量に雨水が流れ込み一気に水位が上昇します。
見た目では水たまりの深さが解らない為、安易に『いけるだろう!』と侵入するのは控えるように注意しましょう!
誤って冠水した道路に侵入しエンストして立ち往生してしまった場合は、速やかに車内から脱出し、来た道をゆっくり戻ってください。
たいていは、水が濁っていて水底が見えない為、マンホールの蓋が外れて穴がある危険もある為、足元をしっかり確認しながらゆっくり歩きましょう。
エンストした車は、水が引いた後も決してエンジンを始動しないよう注意して下さい。
エンストの原因は吸気ダクトからエンジン内に水を吸い込んだり、排気(マフラー)に蓋をしてしまう事でエンストします。
内部の水を抜かないうちにエンジンを始動させるとエンジンによって圧縮された水圧によりエンジン本体を壊してしまいます。
また最近のハイブリッドカーや電気自動車などは、感電の危険もあるので絶対にエンジンは始動させずロードサービスなどに救援を依頼しましょう。
ある一定以上の水位になると車外からの水圧により、自力ではドアを開ける事が困難となります。ドアも窓ガラスも開けられず、閉じ込められてしまった場合はとにかく慌てない事が重要です。
車内に脱出用ハンマーを備えておけばガラスを割り脱出できます。 JAFのテスト結果によれば、水没時には狭い車内で力も入れにくく、外からの水圧などで脱出用ハンマー以外の身近な物ではガラスは割れなかったようです。
※JAFテスト結果
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/submerge/detail3.htm
それでは、脱出用ハンマーもなく車内にある物でガラスが割れない時など、どうしたらいいのか・・・ 決してあわてないで下さい。
この様な時には、胸から首のあたりまで浸水が進むのをジッと車内で冷静に待ちます。
(かなり、怖そうですが・・・)
車内と車外の水位差が小さくなると、自力でドアが開けられるようになるため落ち着いてドアロックを解除し外に脱出しましょう。
※JAFテスト結果
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/submerge/detail4.htm
いかがでしたか?
大雨の時の運転時には、浸水や冠水だけでなく視界も悪くなるため十分にスピードを抑え、安全運転に心掛けましょう。
ただの水たまりでも高い速度で侵入すると、水の勢いで車の前部(バンパー等)を損傷する事もあるので注意して下さいね!