こんにちは。カーライフアドバイザーの荒木です。ブレーキを踏むとキーキー音がすると相談を受ける事があります。ブレーキから発生する異音はいくつかの原因が考えられます。ブレーキの構造と鳴きが発生する要因をわかりやすく説明しますので、知識を得た上で整備工場に点検を依頼しましょう。そのまま放置しておくとトラブルに繋がる事もありますので、点検整備は早めに行うと安心ですね。それでは解説していきます。
ブレーキの基本構造・・ブレーキペダルを踏む⇒倍力装置で力を増幅⇒ブレーキフルードを押し出す⇒圧力が各タイヤのブレーキ装置まで伝達される⇒ピストンが押し出される⇒タイヤと一緒に回っているディスクローターをブレーキパッドが挟み込み車を止める
ブレーキ鳴きの要因
1.ブレーキパッドは新品10mm(目安)あります。残りの厚さが2mm位になると金属プレートがディスクローターに接触してキーキー音がでます。この場合はブレーキを踏まなくても金属音が聞こえます。
・・この場合はブレーキパッドの交換が必要です。
2.ブレーキパッドの劣化の対処方法は、ペーパー掛け、グリス塗布、面取り加工などです。
3.ディスクローターの劣化の対処方法は、ディスクローターの研磨、又は交換です。
4.ブレーキパッド、ディスクローターに問題が無いようであればブレーキディスクキャリパーに取りついているピストンシールの劣化によりピストンの戻りが悪くなっている可能性もあります。その場合はオーバーホールと言って、全部分解して清掃、新しいシールに取換えが対処方法となります。
いかがでしたか?ブレーキからのキーキー音について理解して頂けたでしょうか?ブレーキは命を守る大切は装置です。ブレーキから異音が出ているようであれば必ず点検をしてくださいね。コバックでは車検だけではなく、通常の修理も承っております。一度相談にお越しください。お待ちしております。