皆さんは愛車にどれ位乗り続けるか決めていますか? また、考えたことはございますか?
自動車の寿命は、一昔前までは10年10万kmというのが一般的でした。しかし、現在の車はメンテナンス整備をしっかり行えば20年50万km走行も十分に可能になりました。
1台の車に永く調子良くお乗り頂くことで、経済面・安全面・環境面において様々なメリットが発生します。
コバックは【命・お金・地球を守る!】を合言葉に、20年50万km精神で1台の車に調子良く永く乗る事を本気で推奨し、真剣に取り組んでいきます。
車を運転される方であれば、雨の日の運転も殆どの方が経験された事があると思います。
今回は雨の日の運転には欠かせないワイパーのお話しです。
目次
ワイパーゴムは、雨の日にウインドウガラスに付着した水滴を取り除いて視界を確保するのが仕事ですが、厳密にいうとワイパーゴムで水分を完全に除去する事は不可能です。
なので、水分の大部分を除去しながらガラス表面に薄い均一な水の膜を作ってクリアーで歪みのない視界を確保します。これがワイパーゴムの役割です。
つまり、水分を拭き取っているのではなく、均等になるように水分を伸ばしているのです。
水分を薄く均一な膜にする直接的な部品はワイパーゴムです。
均一な薄い膜を作る条件として
1、ゴムのガラス接地部の角が丸くなっていない。
2、ガラスとの接触角度、接触圧が適正。
3、ゴム接触部の端から端まで同じ状態である。
以上の条件があげられます。
均一な膜を作る条件である【ゴムの端から端まで同じ状態】にする為や【接触角度、接触圧を適正】にする役割をしている部品がワイパーブレードになります。
多くのワイパーメーカーは、1年毎の定期交換を推奨しています。1年経過したら交換をして下さいという事です。
理由としては、ゴムが丸みを帯びる、先端部の変形、ゴム自体の劣化などです。
メーカーのさまざまな実験結果から1年毎という交換時期を推奨しているようです。
いかがでしたか?
雨天時の視界確保にはワイパーゴムだけではなく、ブレードの役割も大変重要なのです!
ゴムだけを新品にしても接触角度や接触圧が不適正のままになってしまう事も考えられるという事でメーカーさんもブレードごと交換を推奨しています。
ワイパーの機能を100%発揮させる為にも是非ゴムだけではなく、ワイパーブレードごと交換をして下さいね!
それではまた!