みなさん、こんにちは!
デファレンシャルは、通称「デフ」と呼ばれ、差動装置として自動車に使用される動力伝達装置となります。
デファレンシャルは車の駆動輪にFF車(前輪駆動車)の場合は前輪、FR車(後輪駆動車)の場合は後輪、4WD車(四輪駆動車)は前後にと駆動輪一対に一つデフと呼ばれる差動装置が装備されています。
車はエンジンからの動力を駆動となるタイヤに伝達することで走行が可能となっています。
車が安全で安心して走行するには、走る、曲がる、止まるといった状態がしっかりと機能しなければなりません。
デファレンシャルは、車が旋回する、ハンドルをきって曲がるといった際に重要な役割をしています。
車が直進、まっすぐに走行している状態であれば、駆動輪の左右のタイヤは同じ回転数で回転していますが、車がどちらか左右に曲がる際、内側と外側のタイヤが転がる長さに違いが発生する為、左右の回転数も違ってきます。
左右のタイヤが同じ回転数だとスムーズに曲がれなくなり、快適性はもちろん安全性も損なわれてしまいます・・・
スムーズなコーナリングを可能にする為に、内側となる右タイヤの回転は少なく、外側となる左タイヤは多く回転しなければいけない状態となります。
デファレンシャルは、曲がるといった際に外側のタイヤを早くまわし、内側のタイヤを遅く回しその回転差を吸収しています。
デファレンシャルはカーブを曲がる為の重要な装置となり、性能を発揮する上でのメンテナンスも重要不可欠となります。
内部には多数のギヤを使用し組み合わせていますので滑らかに作動するには、オイルによる潤滑が必要となり、エンジンと同じようにオイルを使用していますので定期的なメンテナンス、オイル交換が必要となります!
交換メンテナンスを怠ると、燃費が下がってしまったり、デファレンシャルから異音がしたり、またオイル漏れといった故障にも繋がってしまいます。
メンテナンスをしっかり行い愛車の安全安心と共にハッピーなカーライフをお過ごしください!