みなさん、こんにちは!ウォーターポンプという部品はご存知ですか?最近、お客様からお預かりした車ですがエンジンを掛けるとガラガラ異音がしている状態になっていました。その原因がウォーターポンプの故障が原因だったんです。では、今回ウォーターポンプとは何なのかを話させて頂きます。
目次
自動車のエンジンの中では絶えず燃料が燃えていますので、エンジンはとても高温になります。そのまま温度が上がってしまうと、鉄やアルミで作られたエンジンが溶けてしまうぐらい高温になってしまいます。そうなってしまうとエンジンが駄目になってしまいます。そこでエンジンを冷やす事が必要となってきます。エンジンを冷やすためには水が必要でその水は冷却水と言います。冷却水は普通の水とは違い錆びない様に防錆剤や凍らない様に不凍液の成分が入っています。その冷やす為の冷却水をエンジンに循環させる為の部品をウォーターポンプと言います。その為、非常に大事な役割をしています。また、ウォーターポンプはエンジン本体の側面についている事が多いです。
まず、ウォーターポンプが故障すると必ずエンジンがオーバーヒートしてしまいます。オーバーヒートとはエンジンが焼き付きを起こす危険な温度です。その為、クルマのメーターには水温計という物が付いています。針で危険を知らせる物とメーターの所が危険な温度に達した場合にランプが点滅するものが有ります。どちらも、危険を知らせる信号が出ていたら速やかにクルマを停車し整備工場に点検に出しましょう!そこで、ウォーターポンプが故障する前の前兆は無いのかというとやはりあるんです。そのポイントは異音です!!故障の原因にもよりますがキーンやウォーンやガラガラという音がエンジンから出始めたらウォーターポンプの故障の可能性が有ります。その音が出始めたと思ったら必ず自動車の整備工場に出して点検してもらいましょう!!また、ウォーターポンプの寿命は一般的に10万キロで交換を推奨されている事が多いとされています。ではなぜ、10万キロかと言うと実はウォーターポンプと関係が有るタイミングベルトの交換時期も10万キロなので同時交換を推奨しています。
今回の話しをさせて頂いてウォーターポンプが重要だという事が少しながらでも気が付いて頂いたと思います。もし、万が一ウォーターポンプが故障してエンジンが焼き付いてしまったらエンジンの交換が必要になってしまいます。エンジンの交換は20万円以上してしまう事も多いです。この高額修理を少しでもなくすのは予防整備が必要となります。10万キロになったら予防整備でウォーターポンプを交換する事を行えば未然にエンジンの焼き付きを防げる手段の1つだと思います。ぜひ、皆様も予防整備を行い一台の車を永く快適に安全に乗りましょう!!
では、素敵なカーライフを!!