みなさん、こんにちは!
近年の自動車は昭和の時代とは、比べものにならないくらい性能が向上しトラブルも少なくなりました。それでも機械ですから、長年使用しているなかで、残念ながら故障が発生する事があります。
例えばバッテリーあがり・ベルト切れなどなど・・・
今回は、今なお度々おこるトラブル「オーバーヒート」について代表的な3つの原因について紹介させて頂きます。
目次
自動車のエンジンは、稼働している間どんどん温度が上昇していきます。
したがってオーバーヒートとは、エンジンが正常に機能する温度を超えた異常な状態です。
オーバーヒートの原因でもっとも多いのが冷却水漏れです。
冷却水はエンジンと適正温度に保つために必要不可欠なものとなり、ウォーターポンプによって車両全体に循環しています。
もしも車の下や、エンジンルームに赤色や緑色の液体が漏れていたらラジエータやウォーターポンプといった箇所からの水漏れが考えられます。
ラジエータは自動車の冷却装置で、走行中に風があたる事によって冷却します。しかし渋滞やノロノロ運転で充分に風があたらない時など、冷却用電動ファンで強制的に風を送ります。扇風機をイメージするとわかりやすいですかね。モーターの異常や、電気的トラブルなどでファンが回らないことでオーバーヒートの原因となります。
冷却水の温度は、約80℃~90℃が適温となりこの温度域を保つための、水温により開閉することで温度調節を行っているのがサーモスタットです。開閉しなくなる事で、オーバーヒートだけでなく、逆に水温がなかなか上昇しないオーバークールの原因にもなります。
いかがでしたか?
オーバーヒートを起こした時には、あわてず路肩など安全な場所に、車両を停車してエンジンを切ってレッカーサービスなどの手配をしましょう。
「もう少しぐらいなら走行しても大丈夫かな・・・」など無理な走行をするとエンジン本体に深刻なダメージに及ぶ恐れもあります。
ご自身で冷却水量を点検しようとして火傷することもありますので、ボンネットを開ける時も注意してくださいね。
こういったトラブルがないよう、普段からこまめに点検をおすすめします。
それでは、また!