鈑金修理時の塗装の流れ
みなさんこんにちは鈑金コバック岡崎大樹寺店からお送りします。
本日はヘコミやキズなどを修理した車をどのように塗装するのかご紹介いたします。
まずはキズを削り落として下地となるサフェーサーを吹いたものを削る“足付け“という作業をしていきます。
足付けとは、細かいサンドペーパーなどで塗装面に傷をつけ新しく吹き付ける塗料との密着性を高める作業を言います。
この作業をせずに塗装をしてしまうとゆで卵の殻をむく時のように新しい塗装面がペリペリとめくれてきてしまう原因にもなります。
しっかりと足付けができたら脱脂剤で表面の油分を除去し、いよいよ塗装に取り掛かります。
塗装の第一段階はベースカラ―の吹き付けになります。
ベースカラ―というのは車の色そのものに当たる部分の塗料です。
この際、あまり膜厚を付けてしまうと塗料が剥がれたり、仕上がりが悪くなる原因になりかねませんのでなるべく薄く最小限の吹き付けで完了させるのが重要です。
ベースコートが塗り終わったら、仕上げにクリアーコートの吹き付けに入ります。
先程のベースコートのみだと艶が出ないのでマットな仕上がりになってしまいます。
また、ベースコートには耐久性がないので、そのままだと外的要因により塗料が剥がれてしまうなど様々な不具合が発生する恐れがあります。
そこで、クリアという透明な保護膜となる塗料を塗っていきます。
クリアはベースコートと違いパラパラと薄く吹き付けることができません。
一度に一定の膜厚を付けないとバサつきがでて著しく仕上がるが悪くなってしまうからです。
おおよそ二回ほどで仕上げたらあとはブース内で強制乾燥をかけて塗膜を硬化させます。
今回はざっくりと早足で解説しましたが他にも細かな作業や下準備、さらには塗料の種類などによって作業方法が変わってしまったりと、塗装一つとってみても鈑金修理はなかなかの難易度があると思います。
最近ではインターネットの普及により気軽に情報を収集できるので、自家塗装などのセルフ修理という選択肢も無くはないのですが、仕上がりと労力、コストのバランスを考えるとやはり敷居は高いと思いますので、お困りの際は、是非とも鈑金コバック岡崎大樹寺店にお気軽にご相談ください。
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