入院時の「差額ベッド代」って何ですか?
こんにちは!車検のコバック・保険コンサルタントの小林です。
今回は、意外と知らない「差額ベッド」についてご説明させていただきます。
差額ベッドとは
入院環境の向上を目的に作られた特別な部屋のことです。
病気やケガで病院に入院した時、通常は4人部屋や6人部屋などの大部屋に入院することになります。しかし、個室など環境の良いベッドでの入院生活を希望した場合は、プラスして入院費用を支払う必要があります。この費用のことを「差額ベッド代」と言います。
ほとんどの病院には個室が一定数存在し、予め設定されている差額を支払うことで、環境の良い入院生活を送れるようになっています。
ちなみに差額ベッドの料金は、病院が自由に設定してもいいことになっています。
平均的な1日あたりの差額ベッド代
1人部屋・・・7,563円
2人部屋・・・3,065円
3人部屋・・・2,812円
4人部屋・・・2,346円
※厚生労働省 平成26年9月「第282回中央社会保険医療協議会・主な選定療養に係る報告商況
差額ベッドの基準
1.一病室4床以下
2.面積が1人あたり、6.4㎡以上
3.ベッドごとにプライバシーを確保する設備
4.個人用の私物収納設備・照明・小机・椅子の設置
上記の要件に当てはまる部屋はすべて差額ベッドと認められるので、要件のみをクリアしたシンプルな部屋もあれば、ホテルのスイートルーム並の豪華な部屋もあり、内容はピンきりです。
大部屋と個室との違い
大部屋であれば公的な健康保険の適用になります。つまり自己負担は通常3割です。しかし、環境の良い個室等で入院する場合は自己負担となり、健康保険適用の場合との差額分を全額自己負担で支払わなければなりません。
「大部屋での入院で構わない。」と思われる方もいますが、実際に大部屋での入院となると、四六時中、世代も違う他人との共同生活を送らなければなりません。テレビを観るのは必ずイヤホン、プライバシーはほとんどなし、家族や友人が見舞いに来ても遠慮しながら会話しなければならないなど、多くの制約を受けます。さらには、同室の人は全て病気やケガで入院しているのだから、肉体的や精神的に余裕がある(協調性のある)人ばかりとは限りません。夜中トイレに頻繁に行く人や、咳の激しい人、いびきがうるさい人が同室にいるかもしれません。
病気やケガで入院した場合、2,3日であれば我慢できそうですが、長期間の入院であれば個室で治療に専念したいものですね。
まとめ
入院した場合、大部屋か個室か選ぶことができます。
個室に入った場合は、健康保険対象外ですので、全額自己負担しなければなりません。
例えば個室代が1日7,500円×1ヶ月(30日)入院した場合=22万5,000円が治療費とは別に必要となります。
大部屋を希望しても数ヶ月待ちということも・・・空くまで入院を延期したり、病院を変えたりできれば良いのですが、病状等によってはそれができるとも限りません。結果、差額ベッド代が必要な個室へ入院することも十分考えられます。
保険会社によって、医療保険や自動車保険に差額ベッド費用を補償する特約もございますので、一度現在の保険を見直してみてはいかがでしょうか?
もちろんコバックでも見直し・相談が無料で行えますのでお気軽にご利用ください(^_^)/
各店舗に保険の資格を有するスタッフが在籍しており、いつでも無料でプロによる確かなアドバイスが受けられ、多くのお客様に大変ご好評いただいております。
お客様の不安を安心に変えるお手伝いができること、スタッフ一同心より願っております。
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