エンジンに付いているベルトって？

公開日： 2017/08/05 : 最終更新日：2017/08/05

豆知識

みなさん、こんにちは！カーライフアドバイザーの朝倉です。

エンジンに付いているベルトってどんなベルトがあるか？何をするベルトかご存知ですか？今回はエンジンに付いているベルトについてお話しさせて頂きます。

車に使われているベルトについて
ベルトが切れるとどうなるか？
どうなったら交換時期なのか？
おわりに

車に使われているベルトについて

車にはいろいろなベルトが使われています。バッテリーの充電やエンジンの冷却など、どれも重要な役割を持ったベルトになります。ここで車に使われているベルトを紹介させて頂きます。

・ファンベルト・・・・・・・・・・ラジエーターの温度を下げるベルト

・オルタネーターベルト・・・・・・バッテリーを充電する発電機を動かすベルト

・ウォーターポンプベルト・・・・・冷却水をエンジン全体に循環させるベルト

・パワーステアリングベルト・・・・パワーステアリングポンプを作動させるベルト

・エアコンベルト・・・・・・・・・エアコンを作動させるベルト

・スーパーチャージャーベルト・・・スーパーチャージャーを作動させるベルト

・タイミングベルト・・・・・・・・エンジンを適切に回転させるベルト

※兼用しているベルトも多々あります

画像：オルタネーターベルト

画像：パワーステアリングベルト

画像：エアコンベルト

画像：ウォーターポンプベルト

画像：タイミングベルト（カバー内）

ベルトが切れるとどうなるか？

ベルトと言っても色々あるようにベルトが切れてしまった場合も様々な不具合が発生します。それぞれベルト別で切れてしまった場合の不具合について紹介させて頂きます。

・ファンベルト・・・・・・・・・・オーバーヒート、エンジンストップ

・オルタネーターベルト・・・・・・エンジンストップ、エンジン始動不良

・ウォーターポンプベルト・・・・・オーバーヒート、エンジンストップ

・パワーステアリングベルト・・・・ハンドルが急に重くなる

・エアコンベルト・・・・・・・・・エアコンが効かない

・スーパーチャージャーベルト・・・加速が悪くなる

・タイミングベルト・・・・・・・・エンジン内部の部品が破損

どうなったら交換時期なのか？

ベルトはゴム製になりますので年数の経過と共に徐々に劣化します。どうなったら交換時期なのか？劣化症状を紹介させて頂きます。

・ベルトが硬くなってきたら

・内側がひび割れしてきたら

・溝の部分が裂けるように割れてきたら

・段差部分が摩耗してきたら

・ベルトが伸びてきたら

画像：ひび割れしたベルト

画像：摩耗をチェックするツール

ベルトは劣化していても車検には合格できますが、2年間切れないということではありませんので勘違いされないように注意して下さい。ベルトは劣化をしていてもオルタネーターやパワステ等を正常に作動させていれば車検には合格出来てしまいます。ベルトは定期的に交換が必要な消耗部品になり、正常に作動している場合交換するかしないかは最終的にユーザーの判断に委ねられます。車検に合格できるからといってそのままにしておくのは大きな出費に繋がりますので上記の劣化症状が見られたら即交換することをお勧めします。

※交換目安：4年4万ｋｍ毎

おわりに

ベルトにはそれぞれ重要な役割があり、またベルトが切れると様々な故障に繋がることはご理解頂けましたでしょうか？ベルト切れの故障は高額な修理なることが多いのでベルトが切れる前に交換することが大切です。高額出費を抑えるためにもベルトにひび割れや摩耗など劣化症状が見られたら即交換することをお勧めします。ベルトの点検は車検時か法定12ヶ月点検等を実施しないと点検することが無いのでベルトのことやお車のことで不安を感じたらコバックまでご相談をお待ちしております。

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