車の塗装は色によって寿命が違うって知っていました？？

公開日： 2017/06/05 : 最終更新日：2017/06/05

豆知識

みなさん、こんにちは！

自動車には様々な塗装が施され、最近では特別色をオプションとして追加の費用を支払えば選択できる新車も多くなっています。

しかし、この車の塗装というのは何色でも同じ寿命かというと、実は色によってかなり違うものになるそうなのです。もちろん、屋根付、シャッター付の車庫に保管しているのと青空駐車で放置したのとでは異なるというのは当たり前の話ですが、ここでお話しようとしているのはボディーカラー自体による寿命の違いという事です。
まず一番長持ちするのは白です。これは紫外線も赤外線も集めない色なので塗装の中では各社どこのメーカーでも最も長持ちするようです。

画像：屋根が色あせた車

逆に厳しいのはメタリックのブラックや紺色などの塗装色で、熱を集めやすいというのは塗装にとっても我慢比べになるわけです。

このメタリック塗装というのはメタリック色を塗ったあとにクリアを吹いているので、このクリアがはげて情けないボディになった車を見かけたことはありませんか？

当然、直射日光や雨にあたることを避ければこうした状況には陥りにくくなります。

またソリッドカラーと呼ばれる原色系でメタリックではない塗装も濃い色はどうしても経年劣化で退色することが見られるようです。
たとえば鮮やかなスカイブルーやイエロー、レッドの車は古くなってくるとなんとなく色あせした感じになりますが、これも塗装が劣化しているプロセスにあるのです。

画像：塗装後のフェンダー

中古車ですから細かいことを気にしていては仕方がありませんが、いまどき車を購入してオールペイントで再塗装するというのは、よほどの車好きか稀少価値のある年代ものの車を所有しているユーザーでない限りほとんど経験しないことですし、なかなか思いつかないこととも言えます。

したがって、せめて長持ちする色、劣化が進まないカラーの車を購入する事が1つの方法ということが言えそうです。

薄い色のソリッド（つまりメタリック色ではない）カラーの車は比較的塗装が長持ちすることになるというわけです。

もちろん、塗装色に係わらずコーディングをしてあげたり、小まめにワックスをかけてあげたりして撥水性の高いボディを維持してあげれば、簡単に塗装が剥げることもなく、面倒を見れば見るだけ長持ちするのは言うまでもありません。

せっかく手にいれるクルマですから、最低限のボディメンテナンスをしてあげることが必要ですね。

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