*

カーエアコンは、どうやって冷たい風をだすの?

みなさん、こんにちは!

いよいよ 夏本番が近付いてきましたね。!
暑くなってきますと、よくある不具合としてエアコンの効きが悪いといったトラブルを耳にしますが、そもそもどうやって冷たい風を室内におくっているのか?

そこで今回は、カーエアコンについてご紹介させて頂きます。

エアコンのしくみ

車に限らず、部屋のエアコンや冷蔵庫なども基本的には同じ様なしくみとなっています。
クーラーガス(冷媒)が蒸発する時に、まわりの熱を奪う性質(気化熱)を利用し冷気にかえ室内に送ります。 一般的に例えられるのは、注射を打つ前に行うアルコール消毒を行う時にスーとひんやりするのと同じ原理です。

カーエアコンではアルコールでなくクーラーガス(冷媒)を使用し気化したガスを密閉したサイクル内で『液体→気体→液体』と変化させています。
①エアコンサイクル

1

② コンプレッサー
エンジンからベルトで駆動し気体であるクーラーガス(冷媒)を圧縮し高圧の気体にかえます。
エアコンのスウィッチを入れてなければ、空転している状態でスウィッチを入れると電磁石クラッチでコンプレッサーのON・OFFを行います。

③ コンデンサー
ラジエーターの前方についており、コンプレッサーで圧縮された高温、高圧気体を冷却し、高圧の液体に変化させます。

④ リキッドタンク
液化された冷媒には、多少の気体冷媒も含まれるので、ここで分離されます。
その他にも、不純物や水分の除去も行っており別名 レシーバともいわれます。

⑤ エキスパンションバルブ
送られてきた高圧の液体冷媒を弁により減圧を行い、蒸発を開始します。
霧吹きの先端のような物です。

⑥ エバポレーター
エキスパンションバルブで減圧された冷媒が蒸発し、最初に説明した気化熱により冷気に変えます。

エバポレーターで低圧の気体冷媒になったクーラーガスは、再度コンプレッサーにより圧縮され『液体→気体→液体』と同じサイクルを繰り返します。

いかがでしたか?
ちょっと、こ難しい話しだったかもしれませんね。

本格的に暑くなってきて、エアコンが効かない、効きが悪いなど感じたら、トラブルの原因は様々な事が考えられます。
最も多い原因としては、クーラーガス(冷媒)のガス漏れによる冷媒不足が多いようです。
サイクル内のどこから漏れているかにより修理金額も変わりますので、エアコンの不具合はお近くの修理工場でご相談してくださいね。

The following two tabs change content below.
岡崎大樹寺店車検のコバック
現在、全国約450店舗以上の日本一の車検チェーン本部 株式会社コバックの直営店4号店として愛知県岡崎市に平成8年にOPENしました。
地域の方々に支えられ国内全メーカー、新車から20年以上経過した車両もご利用して頂き、車検では年間約4,000台のご利用を頂いております。
「命とお金と地球を守る」をコンセプトにご利用頂いた全てのお客様に出会いに感謝の気持ちをもってサービスを提供して参ります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存
  • LINEで送る
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知をメールで受け取ることができます。

読者登録はコチラ

文字サイズの変更

標準 拡大
  • twitter
  • facebook
  • feedly
  • livedoor
  • rss
車検時に下回りの錆止め塗装は必要?

みなさん、こんにちは!カーライフアドバイザーの中居です。 みなさんは

今後 増えていく電気自動車!走行途中に電池切れをおこしたら・・・?

みなさん、こんにちは!   今、自動車業界は100年に1

バンパー修理方法のご紹介!その①

みなさん、こんにちは!   まずはこちらの写真をご覧くだ

愛車のこんな異変に気づいたら!

みなさん、こんにちは。カーライフアドバイザーの朝倉です。皆さんは車に乗

自動車のガラスの種類と特徴

みなさんこんにちは!今回は自動車のガラスについてのお話です。 昔の自動