ブレーキフルードってどんなもの?性質や交換時期のご紹介!
みなさん、こんにちは!自動車のオイル&フルードと言えば何を思い浮かべますか?
おそらくオイルはエンジンオイル!フルードはオートマフルード!とお答えする方が多数だと思います。
でも、自動車にはたくさんの油脂の種類があり、ブレーキにも使用されています。今回はブレーキフルードについてご案内させて頂きます。
ブレーキフルードはご存知でしょうか?そもそもどんな役割をしていて、どのタイミングで交換するのかを理解して頂ければお車を安全に永く乗っていただく事が出来ます。
早速説明させて頂きます。
(ブレ-キフル-ドのタンク①)
(ブレ-キフル-ドのタンク②)
①ブレーキフルードって何?必要性を知ろう
ここでブレーキフルードについて説明です。ブレーキフルードとは、ポリグリコールエーテルという液体が主成分です。ブレーキフルードはブレーキ系統に充填されていて、ブレーキペダルを踏んだ圧力をブレーキパッドに伝える役目をします。ブレーキフルードの状態が劣化しているとブレーキの効きに影響を及ぼす為、定期的な点検や交換が必要です。
②ブレーキフルードは劣化する
ブレーキフルードは時間の経過と共に劣化します。主成分のポリグリコールエーテルは、吸湿性が高く分解しやすいという欠点があり、この混入した水分がブレーキ系統にサビや漏れを発生させブレーキ性能をダウンさせます。坂道などで何度もブレーキを使用すると、摩擦熱によりブレーキ本体が過熱し、ブレーキフルードも高温になります。そしてその温度が沸点を超えると、ブレーキフルードの一部が蒸発して気体になり途中で気体が入るとブレーキ本体に力が伝わらないため、ブレーキが作動不能となります。これがベーパーロック現象と言われるものです。ブレーキフルードは湿気を吸収しやすい性質で、空気中の水分も取り込んでいきます。
③ブレーキフルードの交換時期やタイミング
ブレーキフルードの交換時期は乗用車の場合、定期的なサイクルで交換すれば問題なく
新車なら3年目それ以降は2年ごとの交換目安です。ブレーキフルードは時間の経過と共に吸湿していきます。そのためあまり乗らない車であっても走行距離に関係なく、車検の時期が来たら交換するようにします。ブレーキフルードを理解していないと必要な時期を何年も先延ばしにしたり、4~5年交換せずにいる場合がありますがサーキットなどでスポーツ走行をする人は毎回ブレーキフルードを交換します。それだけブレ-キフル-ド自体が重要であることを理解されているからですね。通常使用なら2年に一度の交換で大丈夫ですので定期的な交換をお勧め致します。
おわりに
いかがでしたでしょうか? 自動車はブレ-キが無いと動かせません。また、ブレ-キの機能が低下した場合は命まで脅かすことがあるので非常に重要な装置です。キチンと定期的な交換をしておくと安心して運転する事が出来ますよね。コバックは皆様の愛車を末永く乗っていただけるように全力でご要望にお答えさせて頂きます。
車検はもちろん一般修理、タイヤ、バッテリ-、エンジンオイル交換、鈑金、自動車保険など車のプロフェッショナルとして各担当者を常駐させておりますので様々なご相談やご質問などをご遠慮なくお問い合わせください。
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