停車や駐車時にハンドルを据え切りするとタイヤを傷めます

公開日： 2017/04/19 : 最終更新日：2017/04/19

豆知識

みなさん、こんにちは！

車が停車しているときにハンドルをグルグルと回した事はありませんか？　今の車はパワステが付いているので停車時でも片手でハンドルを回せますが、昔はパワステでない重ステだったのでこの状態でハンドルを据え切りしようものなら両手で精いっぱい力をださないと全然動かなかったものです。今ではパワステが標準装備となりすんなり据え切りが行えるわけですが、実際は車にかなりの負担を掛けていることはご存じでしたか？

画像　左前タイヤ　ハンドルを切った状態

画像　左前タイヤまっすぐ状態

なぜ据え切りがよくないか

自動車は何キロあるかご存知ですか？たとえばヴィッツなどコンパクトカーでも約1,000キロ（1トン）を超えるほど重いんです。特にFF車（前輪駆動車）は前部が重く、前後の重量比が7：3とか6：4付近になっていることが多いので重量1,000キロの車の前輪に掛かる荷重は1輪あたり約300キロ程度になります。これだけの重さが乗ったタイヤをグルグルまわせばタイヤやステアリング系統に大きく負担が掛かるのです。例えば片足に体重を掛けたまま地面に靴を擦りつけるとすぐに靴底が減ってしまうことに同じになります。無理やり停車時にハンドルを動かすとタイヤや車体自体に対する負担が増加してしまうので気を付けましょう。

画像　タイヤ指さし

画像　タイヤ指さし　アップ

据え切りによる車の負担を軽減する方法とは

ではどうすればよいのか？　停車時や駐車時にハンドルを切るときは、ゆっくりでいいので車を動かしながらハンドルを切ることでタイヤや車に対する負担が極端に軽減する事が出来ます。特に車両重量が重いミニバンなどは据え切りによる悪影響が大きくなるのでゆっくりでも車を進めながらハンドルを切ることでタイヤの摩耗を減らすことができるのです。

停車時や駐車時に据え切りをすると「ザザザー」というタイヤが地面と擦れる音が聞こえますよね。この音が聞こえないように優しく車を動かしながらハンドルを切れば車に負担がかかりにくいので是非、実践してください。

おわりに

長文に渡りお付き合いいただきましてありがとうございました。

いかがでしたでしょうか？　毎日、何気なく利用している自動車でも愛情をもって優しく大事に乗れば負担が少なくなり永きパ－トナ－として付き合えるのです。

そんな時はコバックへご来店くださいませ　お客様に合ったカ－ライフをお手伝いさせて頂きます。

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