事故車修理のポイント
鈑金のモドーリー豊田梅坪店の大場です。
今日は事故車のフレーム修理について説明しますね!
自動車事故によって人で言うと骨部分(フレーム)にダメージを負った場合には、フレーム修正機により修復作業を行います。
特にフロント部分の損傷の場合、フロントフレームの損傷度合によっては、ヘッドランプ、ボンネット、フロントフェンダーはもちろんラジエターやクーラーコンデンサー、エンジンまでも脱着する場合もあり必要に応じてかなり大掛かりな分解作業を行いフレームの修正作業を行うことがあります。
フレームに大ダメージを受けた事故車両の修理も鈑金塗装工場の仕事となり、国で定められた重要保安部品の脱着や交換作業が行われるため、鈑金塗装工場でも、国土交通省地方陸運局の整備認証を受け、国家資格を有する自動車整備士が分解整備を行います。もちろん鈑金のモドーリーも自動車整備士が在中しており、国土交通省の整備認証を受けています。
事故車のフレーム修正に重要なのが車体計測です。フレームが事故による力によって、新車状態からどれだけ曲がったかを測定します。病院と同じように診察や検査をしてから手術に入るのと同じで、まずフレームにどの様な損傷があるのかを検査するのが車体計測で3次元測定器を使用して各メーカーのボディー寸法表に基づきミリ単位で計測をします。
そして損傷を把握した後にフレーム修正機(フレームを修正する為の設備)に車体を水平に固定し、10トンという強力なパワーの油圧装置を使い、ダメージを受けたフレームを前後左右、上下に引いたり押したりしながら修復します。
ダメージを受けたフレームは損傷の度合いに応じて、鈑金修理したり、一部分だけ切り取って交換したり、又はフレーム自体を交換したりして復元します。
鈑金のモドーリーも最先端の修正設備を導入している工場です。国内損保の指定を得た高度なフレーム修正機を用い、3次元でのミリ単位の精密な修復を行うことで、修理後もお客様が安心して乗れるようにしています。
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