デフオイル交換時に分かること?異常発見と予防処置!
みなさんこんにちは!愛車の調子はいかがでしょうか?今回は私の知人の故障事例をご紹介させて頂きます。車両は昭和生まれのスプリンタートレノで、知人がデフオイル交換の為オイルを抜いている時の事です。通常は排出されるオイル量や漏れの点検、汚れ具合で定期交換がしっかりなされているか、磁石付ドレンボルトに付着している鉄粉の量を点検するのですが、異常に大きな鉄の塊が出てきたそうです。それもデフオイル交換2回連続で。1回目は大丈夫だろうと見ないふり、2回目の鉄の塊には不味いとさすがに思ったそうです。このままでは大事になる可能性があるので、早速オーバーホールの依頼を貰い原因追求に入ります。この車は後輪駆動で後軸の中央部分にディファレンシャル(デフ)が付いています。(画像①)
画像①
デフを取り外すにはタイヤ、ディスクローター(画像②)、アクスルシャフト(画像③)、プロペラシャフトと周辺の分解から入ります。
画像②
ディスクブレーキ分解中
画像③
反対側も同じ作業をしたらデフを車両から降ろします(画像④)
画像④
デフが外れた車両側です。
画像④
この中に原因が隠れています。この先を楽しみにしながら分解を続けます。これを分解すると(画像⑤)
画像⑤
写真中央の大きな歯車がリングギア。破損個所はありませんでした。次にドライブピニオンの状態を確認してみると・・・ありました!大きな鉄の塊の原因はコレ!(画像⑥)
画像⑥
デフオイル交換2回連続の大きな鉄の塊に納得です。歯車が2か所欠けているのが分かりますね!
このまま使用し続けていたら間違いなく走行不能になっていました。やはり定期メンテナンスと適切な予防整備は車の寿命を延ばし、さらに長持ち安心のポイントになります。みなさんも是非、定期メンテナンスと予防整備を!1台の車に長く乗って頂くためにお勧めします。それにしても破損具合がこんなに酷いのはなかなか遭遇しません。知人には申し訳ないけど貴重な経験頂きました。
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