任意保険って強制保険があっても必要なの？

公開日： 2019/11/18 : 最終更新日：2019/11/18

こんにちは☆*´∀`)ﾉ

ご覧頂きまして、ありがとうございます。

保険コンサルタントの藤森です。

先日、車検にご来店下さったお客様から自賠責保険について、｢これって、保険だよね？私、自分で保険に入っているんだけど、この自賠責は絶対に入らなければならないものなの？｣と、ご質問を頂きました。自賠責保険は強制保険だという事をお話しさせて頂くと、｢じゃぁ、いつもの保険の方は入らなくても大丈夫って事？｣・・・と・・・。

強制保険って何ぞや？じゃぁ任意保険は何で入るんだ？補償内容の違いが分からないとそう思ってしまいますよね。本日は強制保険と任意保険の違いについてお話しさせて頂こうと思います。

強制保険と任意保険の違い

それぞれ、細かくみていくと違いはたくさんありますが、ざっと大まかに言いますと、

■強制保険→自動車を使用する際に契約が義務付けられているもの。損害保険会社で契約する自動車損害賠償責任保険or共済組合で加入する自動車損害賠償責任共済（自賠責保険）です。

■任意保険→自賠責保険では補償されない部分を補償するもの。(俗に言う｢自動車保険｣はこちら)

※自賠責保険だけでは十分な補償が得られないと言われています

補償の範囲の違いは？

自賠責(強制保険)は相手に対しての補償のみになりますが、補償される対人賠償さえも十分な補償が得られません。

その点、任意保険は自動車を運転する際のリスクに幅広く対応できます。

【例】

■自賠責保険の限度額を超えて賠償請求された場合

■運転者自身が死傷した場合

■車や物を壊してしまった場合

任意保険への加入は義務づけられてはいませんが、多くの人が任意保険にも加入していらっしゃいます。

一括払制度とは

補償範囲が違い、最低限の補償である自賠責保険では賄えない部分を任意保険でカバーするという2階建ての構造だという事はここまででお分かり頂けたかと思いますが、

“あれ？自賠責と任意保険、2つ使えるの？”ですとか、中には“自分が事故をした時・・・自賠責って使ったんだっけ？”という疑問がわく方もいらっしゃるかと思います。

加害者側が任意保険に加入している場合、一般的には任意保険会社が、被害者の治療費や慰謝料等の損害賠償についてすべて対応することが多い為、被害者が自賠責保険を意識することは少ない様にも思います。

これは、被害者が、まず自賠責保険に損害賠償を請求して、不足する部分を任意保険に改めて請求するという煩わしさをなくすため、任意保険会社が、自賠責保険から支払われるべき部分も含めて保険金を一括して被害者に支払っているからです（一般に「一括払」「任意一括」などと呼ばれます）。

一括払の対応をした任意保険会社は、被害者に保険金を支払った後、自賠責保険会社に対して自賠責保険金相当額を請求して、被害者に支払った保険金の一部を回収する方法で、自賠責保険を利用しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

日頃、車検の時に強制的に加入させられている自賠責保険にも、ご自身で加入されている任意保険にもしっかりと意味がございます。自賠責保険だけでは賄えない事は多々ございますので、自分に合った任意保険にもご加入頂き、安心安全なカーライフを楽しみたいですね♪♪

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